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2006年04月30日(日)
顔ではない、心だ!
小金井のM邸の引渡しがあった。
Mさんの娘さんは、バイオリン奏者。奥さんはフルート。
ときたま、母と娘は合奏するという。
マツミの家で演奏したら音が外部にどの程度聞こえてしまうものか、それを体感ハウスでテストしたことがあった。
娘さんが演奏する。両親が外で聞く。私は家の中で聴いていた。
バイオリンというものが、かくも美しい音色を出すものなのかとそのとき初めて知らされた。
大きな会場では時たま聴くことがあるのだが、体感ハウスの中での演奏を聴くのは生まれて初めてのことだった。
今も、その迫力のある音色が鮮明に思い出される。
毎年、サントリーホールでピアノの演奏会を催されている鶴田留美子さんのレッスン室を造ったのは、今から18年ぐらい前のこと。
地下室にグランドピアノを二台入れた。演奏会の日が迫ってくると、夜中にも練習を続けるという。演奏会の翌日に、たくさんプレゼントされた花束の一部を持参してくださるのだが、その都度に、
「隣家に気兼ねなく、思う存分に練習ができるお陰ですよ」と言ってくださる。
マツミの創立30周年記念のときに、ショパンを弾いてくださった。
今日契約したWさんは、笑顔がすばらしい。
顔を見るたびにホットする。正に「顔施」である。
記念撮影をする前に、私はトイレに行き自分の顔を鏡に映して点検した。
口元をキュッと吊り上げ、笑顔をつくってみた。
4回やり直して、その笑顔を保ったままでカメラに収まったのだが、プリントアウトされたものは、がっかりするばかりであった。
「まあいい。家造りは顔ではない。心だ」
そう自分に言い聞かせた。
カテゴリー: 投稿者 :松井









