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2006年07月07日(金)
蘇る匂いと音
池内 紀著 「ウィーン・都市の万華鏡」(音楽の友社)の中に、「ここにあるのは名前の匂いだ」という表現があった。
その一行を読んだ瞬間に、実際に匂いを嗅ぎに行きたくなった。
ウィーンに行くのであれば、モーツアルトの生誕250周年記念フェスティバルが開かれているザルツブルクに行かなければ。
ところが問い合わせると、すでに「フィガロの結婚」も「魔笛」も全て売り切れだという。
ならば、ウイーンを挟んで両側に位置するプラハとブタペストへ行こうと決心した。
旅は五感を癒し、刺激する。
私は視覚や味覚や触覚以上に嗅覚、聴覚の思い出がいつまでも蘇ってくる。
例えば、ストーンヘッジといえば、草原を渡ってくる湿った空気に含まれている土の匂いと、巨石の間を駆け巡るかすかな風の音だ。
バーボンストリートでは、アルコールと反吐の匂いとジャズの音。
アルハンブラ宮殿の離宮であるヘネラリーフェ。そのアセキアのパティオで聞き惚れた噴水の音、などなど。
プラハとブタペストには、どんな匂いと音があるのだろうか?
カテゴリー: 投稿者 :松井









