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2006年09月15日(金)
オペラ−2
2月26日に「オペラ」というタイトルで書いたK邸の引き渡しが無事終わった。
ご主人は今年定年退職され、11月からイタリアに出向きホームステイをすることになったという。
目的は、大好きなオペラ三昧の日々を送ることにあるのだそうだ。
私はぶしつけに質問した。
「奥さんから文句が出ませんか?」と。
するとご主人は平然として、
「長年働き続けてきたのですから、それくらいの楽しみはあって当然ですよ」と言われた。
傍らで奥さんが、「あら、私だって働いていたのですからね」と言って笑われた。

オペラといえば、プラハの市民劇場のボックス席でドン・ジョバンニを観た。
サマーフェスティバル中は普段着で構わないというので、気軽に入場した。
その話が奥さんとの会話の最中に、ミラノのスカラ座のボックス席と混線した。
ボックス席には、写真のように前側と後ろ側があり、後ろの席の座り心地は極めて悪い。ミラノ座も同じだそうだ。

昨年、パリのオペラ座のボックス席に座った。見物のために入ったら、たまたま工事中でドアが開いていた。千載一遇のチャンスとばかりに入り込んで、ほんの数分の間だったが前の席に座ってオペラ座を堪能した。
ところでオペラを観たのは生まれて初めてのことだった。
奥さんに正直に言ったのだが、半分は眠っていた。
すると奥さんは目を輝かせて、
「松井さん、“椿姫”を観るといいですよ。きっとオペラが好きになります」と教えてくれた。
本を読んで、ヒロインのヴィオレッタに感情移入して涙を流したのは、たしか中学生の頃だったように思う。
来年ミラノのスカラ座でアイーダを観たいと思っていたが、演目を椿姫に変えることにしよう。
「乾杯の歌」を聴いていると、その思いで胸が高鳴るのを覚える。
カテゴリー: 投稿者 :松井









