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2006年10月23日(月)

美しい家造り

Sさんのことについては、2月7日と7月13日に取り上げた。
 
「私は、松井さんの本をブックオフで買い求めたのですよ」
今日契約したSさんの奥さんが申し訳なさそうに言われた。
「私が夢中で読んでいると、3人の娘たちが代わる代わる言いました。
“お母さん、いい家を欲しがったって、うちではとても無理よ”と。
でも、築35年以上のわが家は、暑くて、寒くて、湿気とカビがひどいのです。特に北側の和室はカビ臭くて、その部屋で寝ている末の娘はいつも調子が悪いのです。大地震に見舞われたら簡単に潰れてしまいそうですし、なんとしても建替えたかったのです。
70才になった主人と何回も話し合って、マツミの家に住むことを決心しました」
傍らで無口なご主人が大きくうなずかれた。
とつとつと語る奥さんの話には、目が潤んでしまうほどに感慨が込められていた。
 
そのS邸は19日に上棟した。
ライトアップされた姿を見て奥さんが言われた。
「本当に美しいですね。マツミさんのお仕事を美しいと思ったのは2度目です。
地鎮祭も美しかったです」
私は地鎮祭を美しいと言われたのは初めてのことだった。
帰りの車の中で、久保田さんが言った。
「実は、私も地鎮祭も上棟も美しいと思いましたよ。住む人の幸せを心から願う家造りは、誰の目にも美しく見えるのでしょうね」と。
これからも「美しい家造り」に磨きをかけよう。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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