2006年10月01日(日)
西方里見著「外断熱が危ない!」

コンクリート造の住まいが外断熱にするのは当然である。
木造もまた然りである。理に適う断熱の方法を求めるのであれば必然の答えだ。
ところが、内断熱(充填断熱)の推奨者であり、「外断熱が危ない!」の著者である西方里見氏は、私の主張を批判して止まない。
同氏は、自らを断熱の熟知者であるとし、その理由付けを「北欧を父とし、北海道を母とし、スイスを兄として断熱に取り組んできた」からだとしている。
しかし、それは笑止だ。
なぜなら、家造りはその土地、その家族に適うように行われるべきものであるからだ。断熱の方法は、北海道と津軽海峡以西とでは違ったものにならざるを得ない。ましてや、北欧やスイスとでは。
本物の断熱の熟知者たちは、氏が推奨する充填断熱が現実にもたらしている数々の不具合や欠陥工事をうんざりするほど目の当たりにしている。
そして知っている。
そのように父母兄弟に学んだのを自慢できたのは、20年前までであることを。
さらに笑止なのは、環境共生を考えるのであれば屋根に芝を張ることが最善の断熱方法であると主張していることである。
その考えは大間違いだ。
住む人の幸せを第一義にするならば、そんな愚かな提案が出るわけがない。屋根の上の芝刈りほど危険なことはないのだ。板状の断熱材を用いて屋根も外断熱をする方が、はるかに住む人の負担も危険も少なくなる。
住む人の幸せを二の次にして、スタンドプレイ的に環境共生を論ずるようでは家造りに携わる資格を疑問視せざるを得ない。
カテゴリー: 投稿者 :松井









