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2006年10月27日(金)
さつま小鶴

N邸の上棟が無事終わった。
棟梁は、30年を越える付き合いをしている高橋浩二さんだ。
現在、二人の弟子を育てている。
彼が若かりし頃のことだった。あるお客様が話してくれた。
「現場を見に行ったら、すごい剣幕で叱られましたよ。
いや、いや、私が悪かったのです。土足で上がってしまったのですから。
あの大工さんは、気に入りました。自分の仕事をすごく大切にしている。私の家を心を込めて造ってくれていることがよく分かりました」
高橋さんは、気が短くて、頑固で、いったんへそが曲がると梃子でも動かない。
だが、私の言うことだけは受け容れてくれる。
「仕事に対する美学が共通していたからだ」と、人伝に聞いたことがあった。
地鎮祭の日に、Nさんは鹿児島にいるお父さんからの贈り物ということで焼酎を下さった。
いま、その「さつま小鶴」(小正醸造、明治16年創業)をオンザロックで飲みながらキーボードを叩いている。
「いい家」を造ることの喜びをかみしめながら。
お客様に感謝。
カテゴリー: 投稿者 :松井









