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2006年12月06日(水)
手作りの額

Fさんのお宅にお邪魔した。
玄関に入ると、とてもいい感じがした。
その理由が、壁を飾っている額にあることにすぐに気づいた。どの額もデザインはシンプルなのだが作りが良くて味わいがある。
「私の手作りなのですよ。絵は、いただいたカレンダーのものです」
Fさんは白髪をかきあげながら少年のように恥ずかしげに説明した。
「枠材などの余ったのを監督さんにお願いして取っておいてもらいました」
なるほど。
枠材と同じ材料で作られ、同色に仕上げてあるから感じが良いのだ。
私は“いい感じ”の訳を納得した。
絵は額装によって見映えが変わる。額が立派すぎると、雰囲気が緊張したり、重々しくなったりしてしまう。かといって、軽いものにすると絵が映えなくなる。
だから、玄関に飾る場合には特に悩んでしまう。ところが、枠材に合わせて作られた額であれば、デザインはがんばらなくても「いい感じ」を演出し易い。
「えっ、これがカレンダーの絵なの?」という意外性を楽しめる。
うまいことに、月によって差し替えができる。
そうだ。これからFさんと協力し合ってカレンダー絵の額装をやってみよう。
捨てるにはもったいないと思うものが、額装されて生き返るのは想像しただけでも楽しくなる。来年のホンビン・ヅォーの絵はどのように納まるのだろうか。
そこに奥さんが帰ってこられた。
奥さんは満面に笑みを浮かべて、
「私たちは毎日、何回も、顔を見合わせては“いい家だねー”と言い合っているのですよ」と言われた。
そして、ご主人の作品をいろいろと見せてくださった。
傘立て、椅子、小テーブルなど、どれも見てよし、触ってよしで、「欲しいなー」と思うものばかりだった。
カテゴリー: 投稿者 :松井









