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2007年01月25日(木)
男性介護者の悩み
立命館大学には、男性介護研究会というものがあつて、そこの調査によると、家族を介護している男性は介護に加え家事にも苦労しているとのこと。家事で困っていることは「炊事」がもっとも多いそうだ。
その記事を読んでいて思いだしたことがあった。
四人の子供たちがまだ幼かった頃、仕事から帰ると珍しく女房が風邪をこじらせて寝込んでいた。声も絶え絶えに「子供たちがお腹をすかせいるので、何かたべさせてやってください」と頼まれた。
内心慌てながらも考えた。病人と6、5、4、2才の子に食べられるものは何かと。台所を探すと冷えたご飯とサツマイモがあった。それを大きめの鍋に入れ、水を足しながらグズグズと煮た。
芋ぞうすいである。
子供たちは茶碗と箸を整えすでにテーブルについて、父の見慣れない姿を見守っていた。
「ヨーシ、出来上がったぞ。さあ、お食べ」
子供たちは歓声を上げた。
「どうだ、おいしいか?」
「うん、おいしいよ」
翌朝もそうしたのだが、昼食にも、そして晩ご飯にもおなじものを食べさせた。
その夜、長男が女房の枕元で言ったそうだ。
「もう、ぼくたちはぞうすいにあきたよ」と。
介護しながらの炊事は、さぞや大変なことだろう。
ときたま介護に携わっている人から話を聞くことがあるのだが、その大変さはは生半可なものではない。
だから、看護し、介護する人、また、される人に優しくて楽になる家を造らなければならないと思う。
カテゴリー: 投稿者 :松井









