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2007年02月24日(土)

すばらしい関係

昨日はM邸、今日はI邸とN邸の引渡しをした。
Mさんは依頼先の選択に迷いに迷ったと言う。新聞やテレビを見るたびに、家造りは止めておこうと思ったそうだ。
しかし、担当の山本設計士、篠田監督、朝倉監督補佐、そして大工の郷兄弟や職人たちの「一生懸命」に心打たれたと言う。
引渡しのとき、Mさんの表情はなぜか硬かった。
後から電話をいただいた。
「私には立派過ぎるのではと気になっていたのです。住み心地の悪い家で、私を育ててくれた母に申し訳ないような気がして・・・。
でも、松井さんから『この家の住み心地を存分に楽しんでください』と言われたら、スーッと気持ちが楽になりました。
これから大いに楽しませていただきます」
Mさんの声は、すっかり明るさを取り戻していた。
IMG_0421.jpg
(前列右から伊藤、大畠、左側私の後ろが久保田さん)
I邸は二世帯上下完全分離型3階建てである。
設計士と現場監督の腕の見せ所が随所にある。
一階に住むお父さんが挨拶された。
「松井さんの本に書いてありますが、つくづく依頼先の選択が大切なのだということがよく分かりました。ご近所のマツミハウジングに対する評判がとても良かったです。現場に来るたびに、ご近所の方々からほめられるとうれしいものですし、安心します。
この家は健康に良さそうなので、住むのが楽しみですよ。設計の大畠さんと、監督の伊藤さんにはいろいろとお世話になりました。よく尽くしてくださったと感謝しています」
ついで二階と三階に住む息子さんが挨拶された。
「私は何事にも感激しないほうで、冷めた見方をするのですが、この家の出来栄えには感動しています。最初に体感ハウスを訪ねたときに、久保田さんが『今日は寒くなくて残念です』と言われたその一言で、これは本物の家造りなのだと直感しました」と。
奥さんが抱っこしている赤ちゃんは、体感ハウスへ来られたときはお腹の中にいた。
 
N邸に入ると、両親の背後に立っている中学生の長男と目が合った。上棟のときにも感じたのだが、彼の目は、素直で優しく、温かい。少しはにかんだ笑顔が実にいい。
最近、彼のようなまなざしを見ることはめったにない。
そのまなざしが語っていた。
「僕たちの家を造ってくれてありがとう」と。
それとともに、両親への尊敬と感謝の思いも。
私は無言で、30年後に彼がきっと思い出してくれると確信する笑みを返した。
 
正直に造る。
お客様が信頼し、心意気に感動してくださる。
これほどすばらしい関係があるだろうか。
 
今夜は、松木設計士と小玉監督のコンビでお引き渡したG邸の完成感謝会に招かれていたのだが、風邪気味なので遠慮させていただいた。
お詫びの電話に対してご主人は「これからも末永く面倒を見てください」と言われた。
「喜んで、家が存続する限り面倒を見させていただきます」
そう答えると、急に風邪が吹っ飛んでしまったように感じた。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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