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2007年05月04日(金)

いまだに接客は苦手

今日は午後2時の外気温は27度。
真夏を思わせるほどに日差しが強く、暑く感じた。
あるご夫妻が高校生ぐらいの娘さんを伴って体感ハウスに来られた。
玄関ドアを開けて中に入ったとたんに、最初に娘さんが声を上げた。
「ウワーッ、涼しい!」と。
「エアコン、ついてますよね?」と、奥さん。
「えっ、1台もついてないんですか?まさか!」と娘さん。
三人に小屋裏に上がってもらった。
「本当だ。1台もついていない・・・」とご主人。
「さっきまでつけていたんじゃない・・・」と娘さん。
「頭に気をつけて、この納戸の中に入ってみてください。たとえつけていたとしてもエアコンの効果はこの中へは及びません」と私。
「確かにそうですよね・・・。この涼しさはエアコンによるのではなく、自然という感じがするなー」とご主人。
「本当ですね。サラッとして、涼やか、という感じがとてもいいですね」と奥さん。
「住宅展示場の家々は、どこも寒いという感じだったわ」と娘さん。
「住宅展示場をご覧になってこられたのですね」
「どこも混雑していました。そのせいか、エアコンをガンガン利かせてました。最近、家を建てる人が増えているようですね」とご主人。
体感ハウスに1組しかお客さんが入っていないことが心配な様子。
「いつもこんなに空いているのですか?」と娘さん。
「ええ、予約制にしていますので。なるべくお客様が重ならないようにしています」
「エアコンをつけないで、どうしてこんなに涼しいんですか?」と詰問調で娘さん。
 
体感ハウスでは、5月から7月初旬にかけて、今日のような日には特に、涼しく感じる。私自身、エアコンがついていると勘違いし、小屋裏まで確認に行くことがしばしばあるのだ。
それをどう説明したら分かってもらえるのだろうか?
「外断熱・二重通気工法の家だからです」では娘さんに納得してもらえない。
その家造りに取り組んでから17年になるのだが、いまだに一言で説明できないでいる自分をもどかしく感じる。
「私の本を読んでください」
それも答えにはならない。
「私にもうまく説明できないのですが、不思議と涼しいのです」
娘さんはチラッといたずらっぽい視線を寄こしてから、
「はあーん」と、意味不明な声を発した。
私は、男の子ばかり4人育ててきただけに、女の子に接すると妙にたじろいでしまう。そのような響きの返事は、息子たちからは聞いたことがなかっただけに内心うろたえてしまった。
「この涼しさ、気に入りました」
奥さんのその一声がなかったら、きっと落ち込んでしまったと思う。
「はあー」と私は、ため息をついた。
 
接客は、何回経験しても難しく感じてならない。私はいまだに人見知りをしてしまうせいか構えてしまうところがあるようだ。
そこにいくと久保田紀子さんはうらやましいほどに自然体でいい。
あるとき、そのように話したことがあった。
すると久保田さんは、「私も接客は苦手なのですよ」と意外なことを言った。
「でも、マツミの家に住んでいて、毎日、本当にいいなーと実感していますから、そのすばらしさを一人でも多くの人に知っていただきたい一心でやらせていただいています」とのことだった。
今日のような娘さんに、久保田さんだったらどのように接するのだろうか、明日聞いてみよう。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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