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2007年06月10日(日)

直線には神が宿らない

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この絵は、イギリスの女流画家であるポーラ・マッカドールさんのもので横浜体感ハウスに飾ってある。
絵を眺めながらゴスペル・クワイアが歌う「おお主よ、あなたはすべてのもの」を聴くと、最高の癒しとなる。
私には、婦人がくつろいでいるソファーがピアノに見え、画面の下側に敷物の柄のように描かれている25本の線が鍵盤のように思えるのだ。
それらの線には一本たりとも直線がない。画家は、明らかに直線を嫌っている。
 
3月2日に書いたのだが、オーストリアの画家であり建築家であるフンデルトヴァッサーの主張「直線には神が宿らない」は実に確かだと思う。
「直線は、唯一の非創造的な線である。神の姿のなかに生きる人間のためにならない、唯一の線である。
直線は、悪魔の道具である。
直線を使う者は、人間性の崩壊を助け、促す」と。
最近の建物は、直線に依存し過ぎていはしないか。コルビジェを崇め過ぎていないか。
だからといって、曲線を意図的に用い過ぎるデザインは環境を不安定にし、見るものを苛立たせる。
今日新幹線の車窓から名古屋駅前に建築中のモード学園の高層ビルを見たのだが、正にその一つに見えた。
プラハのダンシングビルにはユーモアを感じたが、足場を纏っているせいか「人間性の崩壊を助け、促す」虞を感じてならなかった。
鋼材の落下事件が、ことさらそんな感じを強めさせるのだろうか?

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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