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2007年07月10日(火)
現場まわり
今日は久保田さんと現場まわりをした。
久保田さんに同行してもらうといろいろとメリットがある。
一つは、運転をしてもらえること。
二つは、異なる感受性(お客様の立場)で現場を見てもらえること。
三つは、朗読だ。
お互いが気に入った本の一部を朗読して聞かせ合う。
今日は私が聞かせた。
「久保田さんの長男は17歳ですよね。こんなタイトルの本を読んだのですよ」
私は「17歳のための世界と日本の見方」松岡正剛著(春秋社)を見せた。
「この本を買うのにずいぶんためらいを覚えたのですよ。だって、17歳のためという年齢制限が付けられているのですからね」
「確かにそうでしょうね。私だってためらいますわ」と久保田さんは同調してくれた。
「しかし、読んでよかったです。読まなかったら大損してしまうところでした」
「松岡さんって、どういう人なのですか?」
「1944年に京都に生まれた人で、編集工学研究所の所長さんだそうです」
「編集工学って、どんなものなのですか?」
「一言で言うと、新しい関係を発見していくということだそうです。
説明しているよりも、この一説を読んでみましょう。
<キリストというのは救世主という意味ですから、もともとそれがイエスのことを特定していたとはかぎりません。ところがイエスの死後、「キリスト=イエス」であるということ、しかもなんとイエスは死んでから三日後に蘇ったのだということが、パウロによって明確に強調されていくことになるのです。パウロの驚くべき宗教編集術が発揮されたんですね。パウロがどのようにキリスト教というものを編集していったのかというと、ユダヤ教ではあくまで神の言葉である「律法」を重視していたのを、パウロは、神の子であるイエス・キリストの教えを守ることこそが神への道であるとしました。その根拠として、イエスはすべての人々の罪を贖うために十字架で死んだということ、しかも三日目に復活したということ、それは父なる神がイエスの贖罪を正しいありかたとして認めた証拠などだということ、こういうことを次々にあげたんです。
そしてだからこそ、イエスを信仰することによって、誰もが罪や苦しみから解放されるのだと説いた。このロジックが非常に人々の共感を得ました。大ヒットした。>
「そうですか。松井さんがパウロのようなお弟子さんを持たれたらすごいことになりそうですね」久保田さんはいたずらっぽく微笑んで見せた。
「ということは、断熱論争の結果私が磔となる、ということですかね」
二人は大笑いした。
その後で、私は現場と現場の移動の間に、気に入ったところを朗読した。
この続きは明日。
カテゴリー: 投稿者 :松井









