<< 外断熱はもう過去のもの? | メイン | 一生の記念になるように >>

2007年07月16日(月)

天と地

台風や低気圧がやってくるたびに思うことは、外断熱の家造りに取り組んでいて本当に良かったということだ。
外断熱が内断熱と比べていかに合理的であるかは、このような時期に工事中の現場を見ればよく分かる。水や湿気に強いポリスチレン断熱材で隙間なく囲まれた構造体は、窓とドアさえつけば台風に襲われても心配することがない。豪雨であっても「どこか雨漏りするところがあるかな?」と悠然として観察していられる。
浸入する雨に怯え、断熱材が濡れたら困るなどと心配することが
ない。ツーバイフォーのように周りを合板で張り巡らした家であっても、それだけでは気密性がないので隙間から雨水が浸入する。合板そのものも濡れると困るのだ。
濡れたり、湿気を帯びると困る材料を用いるからには、工事中の雨養生は絶対にしなければならないのに、無頓着、無関心な造り手が実に多い。住む人の幸せなど、どこ吹く風といった感じである。

万一、床上浸水をした場合を想像してみよう。床下を外扱いしている内断熱の家は、床下に泥水が浸入し、床下、壁の中に詰め込まれている断熱材をぐしょぬれにする。
水が引いた後が厄介だ。床下の泥水を除去するにも、断熱材を撤去するのにも、大工の手が必要になり、大変な手間ひまをかけなければならない。さらに、壁の中の泥水に濡れた断熱材も取り除かなければ、いずれカビだらけとなり、悪臭を発生する。
外断熱・二重通気工法で造られた家ならば、床下のダンパーを閉じてさえおけば、最悪でも泥水は染み込む程度である。水が引いたら、ダンパーを開けて風を通し、自然乾燥をさせれば済む。
その厄介さの違いは、天と地ほどの差がある。
これから建てる家に用いる断熱材は、雨に強い、湿気にも強いということを絶対条件にすることだ。そうすればおのずから外断熱工法にたどりつく。であればもう一歩進んで、二重の通気層を付加するソーラーサーキットの家を目指すといい。
梅雨時や台風シーズンに、つくづくそのありがたさを実感する。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
PAGE TOP