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2007年09月01日(土)

ロマンチック街道−4

〔その1〕
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ディンケルスビュールは、ローテンブルクよりもさらに小さな街だ。
半日も掛ければ街の隅々まで見られる。
そこを訪れた目的は、1440年に建てられたというドイチェスハウスに宿泊することだった。部屋数はわずか10しかない。木組み白壁造りではドイツで最も美しい建物とされている。
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私には密かな願望があった。それは、小屋裏を見ることだ。いったいどんな風になっているのだろうか?
フロントに許可を求めて断られたらお仕舞いだ、そう思ったので部屋に荷物を置くや否やすぐに小屋裏探訪に出向いた。板張りの床がギシギシと鳴り、隠密行動はとても無理である。宝島に探検に出かけた少年のように胸がときめく。幸いなことに、誰にも遭わず小屋裏へ上がれる部屋を発見した。
急勾配のハシゴを上がって小屋裏の頂点に立った瞬間、興奮してカメラを落としそうになった。
そこには500年以上という長い時がかもし出す独特の雰囲気があった。雨漏りで腐った部材を差し替えた形跡があちこちに見て取れる。そのやり方は、地震をまったく想定していないし格別の工夫もない。それだけに興味をそそられる。
床の一部に5世紀分と思える黒ずんだホコリがたまっているところがあった。想像が、世紀単位で過去に遡って行く。私は、ずっとその場に座っていたくなった。

カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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