<< 紀伊国屋本店で思ったこと | メイン | オランダ住宅視察−1 >>
2007年09月09日(日)
ロマンチック街道−9

ネルトリンゲンからノイシュバンシュタイン城のある街シュバンガウに行く途中に、世界遺産に指定されているヴィース教会がある。
草原の真っ只中にポツンと建てられていて外観が実にシンプルなので、何も知らないで通りがかったとしたら立ち寄らないで見過ごしてしまうかもしれない。
「旅のお方よ、ちょっと中を見られるといい」と、村の古老に誘われて立ち寄ったとしよう。
ドアを押し開けて一歩中に入った瞬間に、間違いなく誰もが息を呑む。そこには、この世のものとは思えないほどに華麗なロココ様式の装飾が、正に天から降り注ぐ宝石のように光り輝いているのだ。
以下はウィキペデイァからの引用である。

1738年、ある農家の夫人がシュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像をもらい受けたところ、6月14日このキリストの像が涙を流したという。教会ではこれを奇跡とは認定しなかったが、この噂は「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が農家に集まるようになった。1740年には牧草地の小さな礼拝堂に移したが、巡礼者は増える一方であった。そこでシュタインガーデン修道院が先頭に立ち、一般からの浄財を募るなどして建設資金を捻出し、1746年から建造されたのがこの教会である。1754年に献堂式が行われ、最終的に完成したのは1757年であった。設計はドイツ・ロココの完成者として名高いドミニクス・ツィンマーマンで、それまでにも数多くの建築を手がけていたが、この教会には特別な愛情と情熱を傾け、完成後もこの教会から離れることを嫌い、すぐ近くに居を移し、亡くなるまでこの教会を見守り続けた。
外観は牧場の中に建つ何の変哲もない教会だが、ロココ様式の内部の装飾はヨーロッパ随一と言われており、特にその天井画は「天から降ってきた宝石」とも讃えられている。ロマンティック街道、ドイツ・アルプス街道の観光スポットの一つとなっている。
1983年、世界遺産に登録されている。

訪ねる人は、ぜひこちら側からも見られるといい。設計者は、きっと喜んでくれると思う。しかし、玄関前とと建物の脇腹に立つ木々は無いほうが建物が見栄えすると思うのだが。
カテゴリー: 投稿者 :松井









