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2007年10月04日(木)
200年住宅に思う




たくさんのファサード(建物の正面)を見たが、この建物には驚かされた。
というのは、道路面の外壁が崩れ落ちないように木材で固定しているからだ。
日本人には考えられないやり方だ。
そうまでしても壊さない理由は何なのだろう?
ここでは法律や協定を持ち出したくない。
ご先祖様に対する尊敬と感謝を答えとしたい。
アムステルダムの土地は、もともとあったものではない、すべて干拓して創られたものなのだ。建物は何十本かの杭を打ち込み、景観に思いを致しつつ建てられたものが多い。一棟一棟に、熱く、楽しく、切ない物語りが染み込んでいるのだろう。
保存し、維持管理するために要する費用は不足であっても、物語を大切にし、誇りとする市民の意志に感動させられる。
道路を隔てた建物同士を、ワイヤーでつないで倒壊を防いだりもしている。
それがまた観光客にとってはたまらない魅力と映る。
最近、わが国では200年住宅というアドバルーンが揚がった。景観に対する企画すらなしに物語性の乏しい家造りをしたところで、100年後に愛着や誇りを持って住み続けようとする住人がどれほどいるというのだろうか?
カテゴリー: 投稿者 :松井









