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2007年12月10日(月)
不都合な真実
温室効果ガスの削減にどう取り組むか?
カナダの在住の建築家、伊藤公久先生をお招きして「いい家」をつくる会では恒例の勉強会を開催した。
カナダでは、家庭の消費エネルギーを再生可能エネルギーですべて賄ってしまおうとする取り組みが始まっているという。
R−2000住宅、スーパーEハウスに続く省エネ住宅で、ネット・ゼロ・エネルギーハウスと称される。私は、R−2000住宅造りが始まってたしか3年後の1985年にカナダを訪れ伊藤先生と知り合った。
スーパーEハウスは、イギリスに輸出されすでに1000戸以上が建てられているそうだが、私はそのモデルを省エネコンサルタントの荒川英敏さんの案内で2年前にロンドンにて見学した。
太陽光、太陽熱、そして地熱を徹底活用するネット・ゼロ・エネルギーハウス造りは、高度な知識と経験はもとより、果敢に挑戦する強い意思を必要とする。
カナダの取り組みに感動すら覚えて帰宅したのだが、テレビではNHKがクローズアップ現代で「森林破壊 加速する地球温暖化」を放映していた。
温暖化防止の切り札とされているバイオ燃料のパーム油を生産するために、インドネシアの熱帯雨林が根こそぎ破壊され続けていて、それが温暖化を加速する大きな要因であることをレポートした内容だ。
国際NGO「国際湿地保全連合」は5日、パーム油は製造過程での二酸化炭素放出が多いため、結果的には化石燃料より10倍のCO2を放出するとの調査結果を発表している。「パーム油が環境に優しいというのは神話に過ぎない」と。
住宅造りにおいて、そのような神話があってはならない。
「不都合な真実」を見極める理性と、それを受け容れる勇気を大切にしたいと思う。
カテゴリー: 投稿者 :松井









