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2007年12月21日(金)
〔さらに「いい家」を求めて〕リニューアル!
久保田紀子著〔さらに「いい家」を求めて〕がリニューアルされる。
「改訂2版」として来年1月下旬に発売される予定だ。
私の本と同様に、これまでに何回か部分的に書き改めてきたのだが、今回は思い切った削除と加筆、そして書き直しが行われる。
そうなる経緯について、久保田さんとの間にこんなやり取りが交わされた。
<久保田>
私は松井さんとカネカとの一連のやり取り、カネカのクレゾール事件への対応、そしてナイスとの新会社設立などを見ていて、私の本から「ソーラーサーキット」という名称を無くすべきだと思うようになりました。
そもそも私がマツミハウジングに家を建てることをお願いしたのは、「ソーラーサーキットの家」が欲しかったからではありません。松井修三さんが勧める「いい家」が欲しかったからです。
松井さんの本を読んで、「外断熱」であるということは依頼する動機付けになりましたが、「ソーラーサーキット」であることは条件ではありませんでした。
私の本の読者の方々も、おそらく同じだと思うのです。マツミハウジングはすでに2年前から看板を「ソーラーサーキット」から「マツミの家」に変えていますね。
<松井>
「いい家」とは、住む人の幸せを心から願って造られるものです。ですから、工法も資材も、手間もすべて住む人の立場で選択し、実行しなくてはなりません。それを「正直」というのですが、カネカが行っているソーラーサーキットの運用、営業、アフターフォローなどは自分にばかり都合が良くて、住む人をないがしろにするところが目立っています。つまり不正直さが目立つということです。それはお客様に対する背信行為であり、許せません。
私は何回も忠告し、諫言してきたのですが、一向に改善する気配さえありませんでした。
そこで、看板を書き換えました。
<久保田>
ですが、松井さんの本はソーラーサーキットを勧めたままになっています。それは読者を裏切ることになりませんか?
<松井>
私は、当初から「カネカのソーラーサーキット」ではなく、「マツミのソーラーサーキット」という看板を掲げてきました。工法を開発したのはカネカですが、実際に家を造るのはマツミだからです。工法がどんなに優れたものであっても、私が大切にしている上質な住み心地は、造り方が良くなければ実現できません。ですから、勉強会で用いている「住み心地 概論図」に示されているように、同じソーラーサーキットで造られた家であっても、住み心地の評価には大きな差が生じるのです。
それに、住み心地というものは、造りっ放しでは得られません。住んでからのフォローなくしては。
それをカネカに期待してもまったくムダです。ですから、私は工法を使わせてもらうが、資材などで束縛されるのに反対し続けてきました。「いい家」をつくる会のメンバーさんたちのほとんどが同じ考えです。
私の本に気兼ねすることはありません。
久保田さんがそのように思われるのであれば、ソーラーサーキットを削除しても構いません。内容を書き改めてみてください。
10日ほど前に久保田さんから預かった原稿を何度か読み直し、今日二人で最終チェックをした。
私は心底から思って言った。
「題名どおりのさらにいい本になりましたね」と。
それに対して、
「最近になって、おかしな家造りが次々に登場してきています。改訂2版が一日も早く発売され、全うな家造りとはどんなものなのかを知る人が増えるといいですね」
と答えた久保田さんは、4年前に初版を発売したときと比べて、「いい家造り」の同士として数段と頼もしく見えるようになった。
カテゴリー: 投稿者 :松井









