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2008年01月22日(火)
国土交通大臣閣下へ
木造の家を長持ちさせるには、構造体内部の結露の発生を防ぎ、雨水と湿気、そして洪水の浸入に対する備えをもつことが絶対に必要であり、それらなくして200年住宅を語ることは間違いです。構造体の内部に、湿気や水に弱い断熱材を目いっぱい詰め込んで通気性をなくしてしまった内断熱の家が、腐らず、蒸れず、シロアリに食われず、200年の長きにわたって存続できる確率はきわめて低いのです。
法隆寺や正倉院を内断熱して気密性を高めたら、50年もしない内に大修繕か建替えを余儀なくされることでしょう。それらの建物が千年以上長持ちしているのは、無断熱で通気性を大切にしているからなのです。
国が定める欠陥保証、つまり、構造と雨漏れによる保証期間は10年間に過ぎません。10年が過ぎて、構造材が腐ったとしたら保証の対象にならないのです。
私は内部結露で構造材を腐らせた場合には、50年間無料で修繕することを約束しています。外断熱をした場合には、内部結露は欠陥工事によってしか起こらないと確信しているからです。いずれにしても、10年程度の短期間しか保証できないで200年住宅を語るのは詐欺的行為であると認識すべきです。
また、住み心地が悪い家が長持ちすることは国家的な損失であることを知らねばなりません。なぜなら、そこに住む人がストレスを受け、寿命を縮め医療費の増大を招くからです。さらに心すべきことは、デザインの悪い建物がロングライフであると環境を悪化させ、周辺の家の資産価値を下げてしまうことについてです。
閣下は国民のためになると信じているのでしょうが、200年住宅のプラスとマイナスについて、お暇なときにじっくりと再検討されますことを提言します。
カテゴリー: 投稿者 :松井









