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2008年03月13日(木)

市毛良枝さん

市毛さん.jpg
好きな女優さんはと聞かれたら迷わず「市毛良枝さん」と答える。
どういう点がと聞かれたら、お人柄に惚れているのですと答える。
飾らず、出過ぎず、あっさりして、温かい。心の深さに魅せられる。
私は素顔の市毛さんが好きだ。
「山なんて嫌いだった」(山と渓谷社)のあとがきである。
  
10年前に山に登っていなかったら、女優を辞めていたかもしれない。いっけん何の関係もないような山と女優業だが、幸か不幸か密接に結びついてしまった。
少なくとも山に登らず、今、この年を迎えていたら、本当につまらない人生だっただろうとゾッとする。それほどに自分の生活や考え方に多大な影響を与えられた。特に山でなくてもいいけれど、自然の中に秘められた、なにか計りしれないものに対する、畏敬の念を持って生きてもいいのではないかと思っている。不必要に自分を大きく見せることもなく、小さく小さく生きていきたい。それには山は本当にいい基準になってくれる。山に行って虚勢を張っても始まらないし、徹底的に自分の小ささを教えてくれる。そして辛いことを乗り越えたときに、なかなかやるじゃないかとほめてもくれる。
 
思い起こせば、自己嫌悪に駆られるのはいつも自分を大きく見せようとした後だ。それでいて、いくつになっても「小さく、小さく生きていきたい」とは思えない。
「市毛良枝の里に発見伝」(講談社)を片手に、山歩きに出かけよう。きっと素晴らしい気分を味わえそうだ。
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カテゴリー: 投稿者 :松井


 
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