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2008年03月16日(日)
新たなアイディア!
このところ毎日のように契約前のお客様に床下ダンパーを無くすマツミの家造りについて説明をしている。
ダンパーがあるのがソーラーサーキットの家であり、無いのがマツミの家。
双方のメリット、デメリットについて客観的に説明し、お客様の判断をいただくのだが、そこに多少なりとも不純な動機があると絶対にお客様は納得されないと思う。
昨年、これからの家造りの方向性を見定めるべくドイツ、オランダの最先端省エネ住宅を視察し、確信したことを1月3日の「思ったこと、感じたこと」にこのように書いた。
温暖化による地球の危機が午前12時に本格化する。
我々は現在、午後11時をまもなく過ぎようとしているというのに回避のための策を見出せないでいる。
それどころか地球上ではみんなが、より便利で快適な暮らしを求めて資源を奪い合い、温室効果ガスの排出量を増やし続けている。
私は、The 11th hourに家づくりをしていると認識することにした。「住む人の幸せを心から願う」ということは、お客様の子々孫々の幸せも願うということなのだから、地球の危機に加担することは何としても避けねばならない。
そのために、今年から実行したいことが二つある。
一つは、「マツミの家」の構造・断熱の方法・経費などをCO2排出量に置き換え、社員・大工・職人の全員が温暖化の危機意識を共有する。
二つは、「マツミの家」のエネルギー効率を測定し、証明書を付ける。
その観点から考えたとき、私はダンパーを無くすのが正解だという結論にたどり着いた。私の考えの変化と平行するかのようにカネカが提案したのがナビゲーションシステムだった。ダンパーの開閉を自動化するというものだが、ソーラーサーキットの家としては進化であることは確かである。
しかし残念なことに、それは湿度を考慮していない。温度で開閉するので、夏場の多湿な空気を、住人の意思に関係なく取り込んでしまう。そのときに気密がなくなるので換気が作動しなくなる。開閉が手動の場合には、住人の意思によるので損得はさして問題にならないが、自動による効果は時に住人の期待に反し、クレームになりかねない。
問題は、エアコンを用いる場合に除湿の負荷が増える分だけCO2排出量が増加してしまうことだ。高気密状態であれば、除湿の負荷は半減する。湿度が低いところでは能力の小さいエアコンを軽く用いるだけで冷房ではなく、涼房を実現できる。住み心地もそうするほうが良くなる。
これからの家造りの至上の命題をCO2削減と認識するならば、それに反して住み心地を追求することは許されない。
本で散々推奨しておきながらなんと無責任なことだとお叱りと非難を浴びるのを覚悟の上で、そのような理由からダンパーを無くすことを決断した。
ありがたいことに、神様は、ソーラーサーキットを超えた上質な住み心地を実現するアイディアを私に与えてくださった。
お客様方は、私の説明により一層の信頼を寄せてくださっている。
そのアイディアは、ソーラーサーキットを否定するものではない。肯定した上で改善するものなので、すでに建てた家にも若干の費用で応用できる。
いま、マツミでは社長をはじめ社員全員が新しいアイディアの実現を目指して燃え立っている。
マツミの家がそう遠くない将来に、スタンダードになると確信しつつ。
この考えは、「いい家」をつくる会のほとんどのメンバーさんが共有しているものだ。これからメンバーの英知と経験、技術力、そして正直力を寄せ合って、さらに「いい家」をお造りしたい。
カテゴリー: 投稿者 :松井









