涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

職人が選ぶ「涼温な家」

投稿日:2016年3月3日

22年の付き合いになる建具屋のNさんが、娘さんをぜひとも「涼温な家」に住まわせたいと願われた。

22年前、私はいい建具屋さんと縁がなく、なんとかして信頼できる職人さんと出合いたいと願っていた。

ある方の紹介でNさんとの付き合いが始まったのだが、Nさんは私のこだわりの強さに、ときにはうんざりしたことだろう。しかし、奥さんの理解と協力を得て、正直に付き合い続けてくれたおかげで、いまのマツミハウジングがあるといっても過言ではない。


その間に育った娘さんが、母親が昔から持っていた土地に家を建てると聞いた。Nさんは、引っ張りだこの建具職人だから工務店との付き合いは多い。

だが、娘に住まわせるのであれば迷うことなく「涼温な家」にしたいとのことだった。

完成お引き渡しをしたお客様の家に、建具の微調整にお邪魔すると、暖かさ、涼しさがよくわかり、お客様の喜ばれている声を聞くたびに、その思いは強まり、家に帰ると奥さんにお客様の声を伝えていたという。

娘さんは、いつも両親の話を聞きながら、こんなにまで両親が信頼し、お客様が喜ぶ工務店ってすばらしいなと思っていたそうだ。


お引き渡し書に、母と娘はサインをし、判を押した。

「ひなまつりのお引き渡し、本当にうれしいです」

母と娘は、ほぼ同時に言った。

「心は真直ぐでも、印鑑を真直ぐに押すのは難しいものだと主人がよくいっているとおりですね」と笑い合った。

傍らで、見るからに実直なお人柄のNさんが、うれしそうに見守っていた。

私は、22年間を振り返り、Nさん親子に選ばれた家づくりをしていることに感謝した。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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