涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

ベランダは必要ない?

投稿日:2016年4月10日

1年前の予定だったYさんからご契約をいただいた。

「1年間、いろいろと迷われたでしょうね?」

と質問してみた。

「1度だけです。外断熱を同じように手がけているという造り手がいまして、モデルハウスに見に行きました。

同じかどうか、見たってわかるわけがないのですが、私たちのピンとこないなーという表情を見て、営業マンは『今日中に契約してもらえるなら値引きに応じる』と言いました。

それを聞いて、そこは止めたのですが、それからはどこにも行く気がしなくてマツミさん一筋にすることにしたのです。


迷ったといえば、プランを打ち合わせしていて、設計士さんからベランダは必要ないと言われことでした。まさか、そんな暮らし方ができるはずがないと、妻とさんざん迷い、横浜体感ハウスへ久保田さんの体験談を聞きに出向いて、ご自宅も見せてもらい納得しました。

あんなに広くて立派なベランダがあるのに、1年に1回も利用したことがない。大雪が降った時に雪かきがたいへんだったと言われると、『涼温な家』を建てる価値が分かったような気がしました。

布団を干す必要を感じたことがない。洗濯物は、ガス乾燥機を使っており、量が少ない時は室内干しで十分だと、実際に暮らしている人の話には説得力がありました」。


ところで、わが家なのだが、ウッドデッキに写真のような折りたたみ式の物干を組み立ててみた。彼女も『涼温換気』にしてから一度もベランダ干しをしなくなっていたからだ。

この家では、容易にデッキに出られるのに、快晴で、雨の心配が全くない日でも利用しようとしない。

理由を尋ねると、干す、取り込むという二重の手間と時間が必要になるのと、花粉や土埃が付着するのが嫌だという。電気代は掛かっても、乾燥まで全自動洗濯機に任せるのが一番とのこと。

二階の南面には5軒幅のベランダがついているが、まだ1度も利用されていない。

どうやら主婦は、布団を干す必要性を感じなくなると、ベランダを利用するのが面倒になるようだ。


物干台は、セットしてから1ヶ月近くになるが、これも利用されないまま放置されている。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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