涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

投稿日:2015年7月9日

社員と現場回りをしている途中、大型コインランドリーの店の駐車場が満車状態で、道路にも数台の車が順番待ちをしているのを見た。

二人の子育て中の彼に尋ねた。

「あなたも、こうしてコインランドリーに並ぶことがあるの?」

「はい。独身の頃は月に1度は並んだものです。結婚してからは一度もありません」

「ということは乾燥機を使っているの?」

「いえ、乾燥機を使わないというのが妻の哲学のようです」

「哲学?」

「はい、そうです。彼女は、洗濯には洗う・干す・たたむという3工程があって、洗うのは機械に任せるけど、他の2工程は自分の大切な仕事だと言っています。梅雨時の室内干しをどうしたらうっとうしく見せないか、どう干したら速く乾くか、特にニオイが付かないうちに乾かす工夫が大事だと、毎日張り切っています。

そして、たたむです。この最後の工程こそが、彼女は一番大切だと言っています」

「なるほど。あなたと子供たちに対する愛を込めてたたむんだね。いい奥さんだ」

彼は照れ臭そうに笑った。


最近、二人の子供が体調を崩し気味だという。

「妻がアレルギー体質なので、子供もそうなってきたようで心配です」

「換気は第三種?」

「はい。そのとおりです。給気口からまともに外の空気が入ってきます。いまどきは、子供たちの寝室が湿気だまりになってしまうので心配です」

「マンションの1階だったよね」

「そうなんです。子供のことを考えると、地面に近い方が何かと便利だろうと考えたのですが、湿気と土埃のことはうっかりしていました。もちろん、フィルターをつけて土埃の侵入を防ぐようにしていますが、そうするとかえって湿気だまりが多くなるような気がします。家に帰るたびに会社の空気と比較してしまい、家族に申し訳ない思いがしてなりません」


しばらく沈黙が続いてから、彼は言った。

「昨夜、妻が言うのです。テレビを見ていたら今朝の天気予報でPM2.5が東京・横浜では40マイクログラムを超えるとのことで、35マイクログラム超えた場合には注意が必要だと。そこでフィルターをPM2.5対応のものに代えた方がいいのではと心配しています。以前も冬に騒がれたときにそうしてみたのですが、換気の効果がガタ落ちになって、結露がひどくなり普通タイプに戻しました」

「せっかく丈夫に生んで、一所懸命に育てているというのに、空気環境で健康を損なうなんて本当に気の毒だね」

「『涼温な家』にお住いのお客様方は、空気が気持ち良いとみなさんが言われています。私も、3年以内に建てようと計画してるんですよ」

彼の声が弾んでいた。


日々家づくりに携わっている社員が、3年かけても建てたいという家、家族に住まわせたいと願う家。

「涼温な家」は、本当にすばらしい。

全社員に住んでもらうのが私の夢である。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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