涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

『えっ、鍋までが暑がっている』

投稿日:2015年7月15日

体感ハウスを訪ねて来られた40代と思しき女性がこんな話をされた。

「仕事を終えて家に帰ると、真っ先に窓を開けて熱気を追い払いエアコンをつけるですが、この暑さでは窓を開けたところで入ってくるのは熱風と騒音です。

昨日、つくづくわが家の性能の悪さを実感しました。

というのは、料理をしようと鍋を取り出したら、あたたまっていたのです。いつもは取っ手を持つので気が付かなかったのですが、偶然手が触れて気付きました。

『えっ、鍋までが暑がっている』って、変に感動してしまったのですよ。

棚の中の鍋までがあたたまるのですから、いかに暑い家かお分かりになるでしょう。

寝るときは、『今夜も避暑に行く』と娘二人は一階のリビングで雑魚寝です。

私が買ってきた久保田さんの『さらにいい家を求めて』を、高校生の長女が読んで、こんな家に住みたいとしきりに言います。なんと話したらよいものか・・・」

その方は、思案気な表情をされて言葉を継いだ。


「二人の娘が高校を卒業して、働くようになったら思い切って建て替えようと思っていたのですが、昨日、鍋のあたたかさを感じたときに、もう我慢の限界だなと思いました。

たしかに、久保田さんが実際に住まわれて感動して書かれたとおりの家ですね。

冷房ではなく『涼房』なんですね。実にいいですね。

こうして2時間近くも体感してしまうと、冷房する家には住めません。日曜日に、娘たちと再度体感に来ます」。


私は、冬の寒さと結露が嫌でたまらなかった。

冬の体感ハウスの暖かさに感動して、マツミハウジングに建築を依頼した。

その方は、「鍋までが暑がっている」と言われた。となると、冬の寒さは格別なはずだ。

私は、ご縁があることを心から願って「ぜひ、お越しください」と言った。

                      久保田紀子

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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