涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

エアコン関白亭主

投稿日:2015年6月14日

「涼温な家」に、3月からお住まいのNさんが事務所に立ち寄られてこんな話をされた。

「40年になる結婚記念日に、子供たちの計らいで人気の温泉に行ってきました。

離れ形式でとても風情があり、部屋付きの風呂もよくて最初の晩は感激でした。

二泊三日の旅なので、出かけるのももったいないと次の日は部屋でくつろぐことにしたのです。広間は10畳、寝室も10畳、洗面所は3畳。そのどの部屋にも大きめのエアコンがついていました。

畳に寝転んで見上げると、生まれ育った実家の天井と同じ杉板張りの船底で、亡き両親を思い出し、「ああ、来てよかった」と思いました。


しかし、1時間ほど昼寝をして目覚めてみると、かすかにですが天井から輻射熱を感じるのです。

これは真夏に来たら、相当の熱を感じるのではなかろうか。そうなると、エアコンを強で運転し、冷風をあびることになるはずだ。

松井さんが書かれたとおりになるに違いない。つまり『涼温な家』に暮らすと、温泉に行っても旅館に泊まる気になれなくなると実感したのです。

エアコンが各部屋だけでなく洗面所にまでつけてあるということは、夏は暑い、冬は寒いよ、覚悟して来てくださいなと言われている気がしましてね。


それから女房と、以前の家のエアコン物語になり、愚痴をさんざん聞かされることになりました。ベッドでリモコンの操作権を私に握られて、どれだけ寝づらい夜を過ごしたことか。食事のときに、定位置のすぐ後ろの壁から吹き降ろす風で、どけだけ不快な思いをさせられたことかなどと。

あなたは、エアコンではひどい亭主関白だった。この一言に、私はショックを受けました。

でもね、『涼温な家』では、まったく我慢の必要がない。スイッチポンで夫婦が互いに満足できるとなれば、こんなありがたいことはない。その家を建ててくれたことに本当に感謝すると言われて、松井さんに報告したくてちょっと立ち寄らせてもらいました。

これから夏本番を迎えるのが楽しみです」。


Nさんは、最愛の妻からエアコン亭主関白だったと言われたのが、相当こたえたようだった。

「涼温な家」を建てて本当に良かったと、何度も繰り返し言われて帰って行かれた。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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