涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

「スマートホーム」

投稿日:2015年5月15日

今日の日経夕刊。

「いつも快適な家 追求」という見出しで、住宅・設備メーカーがIT(情報技術)を活用して住まいの快適さを向上する「スマートホーム(賢い家)の開発に力を入れ始めたと報じた。

積水ハウスは「高齢者の健康見守り」、ミサワホームは「熟睡できる環境探る」と紹介している。

前者は、「心拍数やストレスの状態と、室内に設置した温湿度センサーの情報を併せてクラウド上で分析する。体調に異変が生じる可能性があればタブレット端末を通じて警告する」のだそうだ。

一方後者は、「ベッドの傾きから測定する寝返りの回数や温湿度、明るさと睡眠との関係を探る」とある。

住宅設備のLIXILは、千葉県内の実験用住宅とエアコンが連動し、自動で温度調節や換気をする実験を続けている」とのこと。


もはや、住宅業界は断熱性能や省エネ・ゼロエネを競う「スマートハウス」だけでは先行き儲からないと見極めたようだ。マツミハウジングのような小さな工務店が、ほどほどの性能でも熟睡できて、健康維持増進に役立つ家を保証付きで造るとなれば、大手ハウスメーカーとしては、それらを数値で証明する「スマートホーム」を開発せざるを得ないのは頷ける。


しかし、心拍数やストレスの状態から睡眠の深さまで見守ることが、住み心地の向上に役立つとは思えないし、そんなことまでハウスメーカーに見守られたくないと思うのは、私ばかりなのだろうか。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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