マツミハウジングは東京・神奈川・埼玉で
住み心地のいい家 「涼温な家」を建てています。 「涼温な家」マツミハウジング

涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

「省エネ住宅ポイント」にご注意!

投稿日:2015年4月16日

「省エネ住宅ポイント」について、7日の読売新聞はこんな記事を載せていた。

その一部である。

ポイントがもらえる事例をいくつか紹介する中で、

<もう一つの特徴は、「部分断熱」だ。リフォームの際、基準に合う断熱材の使用量が一定以上ならポイント(外壁なら最大12万ポイント)がもらえる。

今回はさらに、使用量がその半分でもポイントがつく。

例えば、2階建ての一軒家で1階だけ断熱改修したい場合や、日常的に使う部屋だけを改修したいと考えている人には利用しやすくなった。子供が独立して高齢者だけの世帯が増えるなど、 「各家庭の事情に合わせて使いやすい制度に改めた」(国土交通省生産課)という。>


断熱材は、暖かな家にするには必須のものではあるが、用い方によっては結露を発生させる厄介なものでもある。原則として、部分的に用いるものではない。1階だけとか1部屋だけやると、水蒸気は暖かくなったところから、温度の低いところに向かってどんどん移動する。冷たいところで結露水となりカビ・ダニを発生させる。

住む人は、そんなカビ臭いところには行きたがらない。高齢者が無理して行けば、温度差でひっくり返りかねない。

「部分断熱」は命がけのリフォームなのだから、最大の30万ポイントをもらえたとしてもやるべきことではなかろう。

ところが、「既存住宅の断熱化が高齢者の健康寿命を延伸させるためにも有効であることを科学的に証明した」との主張もある(一般財団法人ベターリビングの健康長寿住宅エビデンス取得委員会)。

だが、結露と雨漏れの相乗作用が生じたときは、構造材はあっという間にシロアリにやられてしまう。健康寿命は延びたとしても、家の寿命が短くなるのは考えものだ。


記事は「メーカー膨らむ期待」と続く。

<省エネ設備の設置だけでもポイントがもらえるというので、三井ホームはこれまで新築向けだった全館空調装置をリフォーム用にも提供し始めた。>


この記事を読んで、鉄骨系プレハブに13年住んでいるという方から「涼温換気リフォーム」の相談をいただいた。

しかし、設備として「省エネ住宅ポイント」の対象になっても、それだけの理由で設置するわけにはいかない。断熱性能や、冷暖房負荷をしっかり見極めた上での判断が大事である。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

アーカイブ

2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年