涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

板金屋

投稿日:2014年9月5日

板金屋は、目立たないが高度な技術職で、木造建築には必要不可欠な存在だ。

一次防水である屋根材や壁材、窓周りから雨が浸入することを想定し、板金を加工して外部に出るように工夫する。

私が40年来付き合ってきた板金屋さんは、研究熱心で経験豊富、良心に恥じない仕事をモットーにしていた。

「私が手を掛けた家では、絶対に雨漏れは起きないはずだ」

山形なまりでそう言い切っていた。


いま、他社が20年前に建てた家を「涼温な家」へとリフォームしている。

板金工事の不具合が原因で、写真のように壁の下地板が腐ってしまっていた。こうなると、ツーバイフォーの合板は破れたボール紙と同じで、強度は無いに等しい。

当然、壁に詰められたグラスウール断熱材も用をなさなくなっている。防湿・気密層が壁の室内側にあるために、住人は雨漏れに気付けない。


風圧を伴った豪雨や洪水に見舞われる機会が多くなった昨今、「外断熱(外張り)工法」に関心を持つ人が増えてきている。しかし、板金屋の技術なくして安心は得られない。

ところが最近、板金屋が高齢化と後継者不足で極端に少なくなってしまった。そのため工事が止まってしまう現場も出始めているようだ。

そこにいくと、マツミは常にいい職人さんに恵まれている。ありがたいことである。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

アーカイブ

2017年
2016年
2015年
2014年
2013年

▲ページの先頭へ