涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

大阪府/美和工務店さんの勉強会

投稿日:2014年6月15日

今日は、大阪府堺市の美和工務店さん(http://www.miwa-web.co.jp/)の勉強会に招かれた。

最初に、現在「涼温換気の家」にお住まいのお客様二人が、建てる経緯や住み心地を話された。


50歳代とおぼしきH様は学校の先生をされていて、このような席でしゃべるのは教室よりもはるかに緊張しますと満席のお客様を笑わせた。八尾市で建て、住んで半年、冬を体感され、最初の夏を迎えるという。

概略、こんな話をされた。


家づくりを思い立って、住宅展示場巡りを繰り返し、S林業と契約寸前まで行ったのだが、決定打というか先へ進む何かがもの足りなく感じて契約をしなかった。それから3年後、新聞の広告で「建ててしまった人は読まないで下さい。ショックを受けますから」のキャッチコピーで知った「いい家が欲しい。」を読む。最初は、懐疑的にも思えたのだが、読み返すうちに納得できたので美和さんの体感ハウスを訪ねた。


小屋裏の換気装置を見て思われたそうだ。

「デッカイ機械やな。こんなものを置かなああかんもんなの?」と。

しかし、何度か体感する内に、「この快適さは本に書いてあるとおりで、ほんまやな」と思うようになった。

このところの異常なまでの冬の寒さ、夏の暑さを考えると、人のいない部屋まで暖めたり冷やしたりするのはもったいないし、そもそも換気なんて必要ないのではと思ったこともあった。

しかし、実際に暮らして冬を過ごしたところ、玄関開けたとたんに感じるホワーッとした暖かさがなんとも言えず幸せな気持ちにしてくれる。それと、空気が気持ちいいということは大事なのだとつくづく思う。

親戚や友人が来ると小屋裏まで上げて、まずは換気装置を説明、そして階下に降りてセンターダクトの説明をする。

友人が「床下まで換気をせなあかんの?」と聞けば、

「建物を長持ちさせるには、床下を換気せなあかんのよ」

と、涼温換気の家を自慢してしまう。空気がきれいで気持ちいい、ニオイが気にならない、ホコリが少ないという生活は、思った以上に本当にいいものだ。

熟年夫婦になってくると、互いが空気のような存在と言うけれど、意識しないが一番大事ということではないかと思う。

涼温換気の家の気持ち良さはまさしくそれと同じだ。


もうお一人のS様は、30歳代に見える若い方で、住んで3ヶ月とのこと。

和歌山で「涼温換気の家」を建てられた。

南海トラフ地震を心配して、当初は軽量鉄骨の家で契約寸前だった。

しかし、実家は築100年の木造建築。父は木の家に愛着がある。

自分自身もどこかに木の家への思いがあった。

そんなときに父から住宅本が4、5冊送られてきて、その中に松井さんの本があった。

読んだ感想は、かなり大胆で、言い過ぎではないかという反発も感じたりしたので、自分なりに勉強してみようとなった。

なぜ、外断熱工法でなければならないのか?

なぜ、涼温換気でないとならないのか?

という疑問をベースにして、一つ一つなるほど、なるほどと理解を積み重ねて行った。

失礼な言い方になるが、美和さんよりもハウスメーカーの方がすごいと思うところはいろいろあったが、これから生まれてくる子と妻のことを考えると、「涼温換気」は理に適ったすばらしいものだと納得できた。


実際住んでみて、沢山の洗濯物を家の中で干しても以前のように臭うことなく、また子供を風呂から出しても、寒いからと慌てて着替えさせることもなく、話しかけたり、笑わせたりしながら着替えさせることができるのがうれしくてならない。

初めて迎える夏の暮らしを楽しみにしている。


家自体に100%の満足はないと思っている。この家は80から90%に近い。不足の分は住んでいる自分たちの工夫や努力で補えばいい。

換気の外気浄化装置の掃除は面倒だと思うこともあるが、フィルターの汚れ具合を見ると、換気の大切さが納得できる。


話の後で、お二人にいろいろと質問があり、中に私が直接お答えすべきだと思ったものが二つあった。

一つは、換気の掃除を年取ってできなくなったらどうしたらよいのか、もう一つは冬の時期の加湿のことである。

加湿器の手入れを面倒と思われる人は決して少なくない。換気の掃除と同様に、年取ったらどうしたらよいのかも心配になる。

私は、予定していた話を変更して、「涼温換気」の問題点として、その二つを取り上げることにした。

この話の続きは、後日にしたい。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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