涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

住宅にもリコール制度を!

投稿日:2014年4月3日

車は乗り心地を、住宅は住み心地の向上を目指し日夜努力を積み重ねている。

両者とも、今問われているのは燃費の向上と、生産から廃棄に至るプロセスでのCO2削減である。「低炭素住宅」としての認定制度もつくられた。

車と住宅は、それら二つのテーマでは共通しているが、大きく異なるのは安全に対する考え方だ。車は、乗り手がふだん目にすることがないボディーやエンジン、ブレーキや足回りの安全性をとことん追い求めている。少しでも安全に響く不具合が生じた場合には、全車をリコールすることが義務付けられている。


ところが住宅は違う。

住まい手がふだん目にすることがない断熱と換気の方法、シロアリ対策などに関する安全性の追及は極めておざなりでしかない。

それらがいい加減で、住宅の根源的な価値である住み心地にどんなに悪影響をもたらしたとしても、リコールが行われることはまったくない。


写真は、「涼温換気の家」に必須の外気浄化装置のフィルターである。

一見するときれいな外気であっても、わずか20日前後でこのように汚れる。

このフィルターがないとしたら、あなたの肺がその代役を務めることになるのだ。

ハウスメーカーに神風をもたらしている「スマートハウス」やいかに?


燃費の良さと低炭素が自慢であっても、「換気」に無頓着な家がいまも大量生産販売されている。住宅にもリコール制度を適用すべきだと思う。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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