涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

室温17度

投稿日:2014年2月1日

涼温換気にリフォームした私の家は、寝るときにはセンターダクトエアコンを止めることにしている。外気温が0度以下になるような寒い夜には、70%節電でつけたりもしたが、そうすると布団の厚さで調節することになり、心理的に面倒だ。

止めて寝ると朝方、1階の北西角にある書斎の温度が17度台になることがある。デジタル温度計の数値では寒いのだが、体感的にはさほど寒くない。

今日、毎月電気代について報告をくださっている埼玉県和光市のOさんから、私の質問に対してこんなお返事をいただいた。Oさんの家は、10年前に「ソーラーサーキットの家」として建てて、4年前に「新換気」にし、1年半ほど前に「涼温換気」にリフォームされた。

電気代に関しては、「省エネ運転の結果、1月の電力使用量は過去最低となり、同一契約世帯と比較して大幅な省エネとなりました」とのことだった。


<(松井)

省エネ運転で、17度ぐらいに冷えるところがあるようですが、いかがですか?

(Oさん)

私は、エアコンの風が苦手です。会社の室温は25度程ありますが、天井の空調ダクトから吹き出される風に当たると寒く感じるので、ベストを必ず着ています。上着を着るときもあります。それに比べると、涼温換気のわが家では、17度であっても、ベストを着なくても余程あたたかいです。私にとっては、申し分ないです。

(松井)

私は、乾燥対策を兼ねて寝るときは止めていて、だいたい6時ごろからフルパワーで3時間ほど運転しますが、通常どのように運転されていますか?

(Oさん)

私の場合も同じようですが、徹底的に省エネを心掛け、いろいろと実験をしています。

(松井)

ところで、乾燥対策はしていらっしゃいますか?

(Oさん)

一階で、1台の気化式加湿器を設定湿度50%にして自動で連続運転させています。家の中の湿度は、どこもだいたい35%前後になります。やや不足気味とは思いますが、室内が極端に乾燥しているとは感じませんし、静電気が飛ぶこともありません。

それは第一種全熱交換換気と、センターダクト方式のおかげだと思います。絶対湿度の低い外気をある程度加湿してくれ、センターダクト換気がうまい具合に家中を加湿してくれている感じがよく分かります。

気化式加湿器の欠点は、水槽に雑菌が繁殖し汚れることですが、この対策として1週間に1回の水槽掃除と水槽に10円玉を十数枚入れて、銅イオンによる抗菌対策をしています。>


社員と、昼食をともにしながらこの話が話題になった。

「えっ、17度もあるのですか?」と、派遣の女性が驚きの声を発した。

彼女は、自分の家には帰りたくないと思う日がよくあるそうだ。この会社で仕事をさせていただいている方が、はるかにありがたいと言う。

「私の家の中は、外が0度になると2度かよくて3度です。起きるときは、毎朝、大変な思いをしています。17度なんて、夢の世界です」

その言葉に、入社したばかりの女性社員が大きく頷いた。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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