涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

「住んでみたドイツ」

投稿日:2014年2月22日

川口マーン恵美さんの「住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」(講談社+α新書)を読んでいる。

私がこの本を手にしたのは、ヨーロッパではいちばん興味のある国ということもあるが、哲学者・桑子敏雄氏の意見「感性哲学2(東信堂)」に賛同しているからだ。


<「住む」ということは「引っ越して暮らす」という行為であるとともに、一定の空間に身を置いて心のあり方を空間と一体化するということでもある。つまり、たんなる一回的な行為ではなく、持続的状態を選択する行為であるということである。したがって、「住む」体験によって得られるものは、「通う体験」や「訪れる体験」とは本質的に異なるものを含んでいる。住む体験のもとに語られることばは、通うひとや訪れるひとによって語りえないものである。>


だから、観光や一時出張で行った人の感想文や意見には興味がない。住宅業界には、数日間「訪れる体験」をしてきただけなのに「ドイツでは」を枕詞にして物申す人がやたらと多い。それだけに、「住んでみた」人の話をぜひ聞いてみたいのだ。


「涼温換気の家」について、今日体感に来られた若いご夫婦が言われたそうだ。

イラストでセンターダクトを見た時には、「えっ、こんな太いダクトを家の真ん中に立てたら、邪魔ではないの?家づくりにはとても魅力を覚えたので、実際に見てみようとお邪魔したわけです。しかし、ここにセンターダクトがあると説明されない限りは、なにも目立つ存在ではないのですね。

それよりも、暖かさと空気の感じが良いことに驚きました。ぜひ住んでみたいです」と。

そこで久保田さんはこんな話をしたという。

「私もリフォームを考えたとき、一番悩んだのはセンターダクトの位置でした。リビングの一画に、約45センチの出っ張りが出来ると言われたものですから。でも、出来上がって、『涼温』な空気を毎日味わって住んでいると、いまではその存在に感謝しています」。


「センターダクト」について批判的な造り手は、住んだことがないのに単なる憶測で言っている。

「あんな太いダクトが家の中にあったら邪魔でしょうがない。それに火事のときには、一気に二階に火が回ってしまう」と。

しかし、適当に配置された壁や収納が目障りにも障害にもならないように、実際に住んでいるお客様からそのような不満は一件もない。

火事に関しては、ダクトを収納するセンターシャフトを、準防火地域や省令準耐火仕様に適合するようにつくり、給気口と点検口そして排気口に防火ダンパーを付加することにしている。したがって、三階建てにも対応できる。

外気の取り入れ口は、標準的に防火ダンパー付である。


このところ寒い日が続いているが、実際に住まわれているお客様からの評価はすこぶるいい。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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