涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

エアコンの風が嫌いな人のために

投稿日:2014年1月3日

<「いい家」が欲しい。>のキャッチコピーが変わった。

「家づくりの真実を問う」から「エアコンの風が嫌い、寒がり、暑がり、臭いに敏感な人のために」と。

私は、かねてより「いい家」とは、「エアコンの風でストレスを受けない家」と考えていた。2012年11月30日に「暖かさにも松竹梅がある」という題でこんなことを書いた。


<今日の日経夕刊「こころの健康学」は、国立精神・神経医療研究センターの大野 裕先生が担当されている。

そのエッセーの中に興味を惹かれたところがあった。

「不安を感じる強さは人それぞれで、ある程度は生まれつき決まっているそうだ。米ハーバード大学のケイガン博士の研究では、生まれつき不安が強いタイプが全体の3分の1程度いた。

それは、生まれたばかりの子供の顔に扇風機で風を吹きかけたり、耳元で手をたたいて音を立てたりすると分かる。不安の強い子供は、それだけで大きく泣き出す。残りの3分の2は、そんなことは気にならないようであまり反応しない」。


私は、「生まれつき不安が強いタイプ」に属しているようだ。顔に風を吹きかけられただけで大きく泣き出したに違いない。母親が、「腺病質な子」だとよく嘆いていたのを覚えている。

60歳を過ぎても、扇風機の風やエアコンの気流が嫌いなのは相変わらずで、「涼温換気」にたどりつけたのはそのお蔭なのである。仏壇に手を合わせて、母にそう語りかけてみた。(略)>


「暖かさにも松竹梅がある」というのは、電気式蓄熱暖房機、床暖房、エアコンの三つを比較した場合、かつてはエアコン暖房は最下位のものでしかないと感じていたが、全熱交換型センターダクト式換気(特許)に、ダクト用エアコン(AFP=通年エネルギー消費効率/約4倍)を組み合わせたところ、その快適さは「松」以上に向上したのだ。

「エアコン1台で心地よい家を造る方法」西郷徹也監修(エクスナレッジ社)とか、「エコハウスのウソ」前 真之著(日経BP)などを読んで分かることは、著者たちはエアコンの解説には優れていても、住み心地の質を向上させる方法が分かっていないということだ。

専門家たちですら分かっていないのだから、住宅展示場を訪れる人たちが分かるわけがない。 それではあまりにもお気の毒である。そう考えて、本のキャッチコピーを変えてみた。

ひとりでも多くの人が気付いて、本を読んでくださることを願っている。


昨年の暮れに次作「涼温な家」を脱稿した。正月休みに推敲を重ね、4月には発売したい。実際に住んで、日々「いいなー、いいなー」と感じている者だからこそ書けたのだと思う。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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