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住み心地のいい家 「涼温な家」を建てています。 「涼温な家」マツミハウジング

涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

ハッピーエイジング

投稿日:2013年12月6日

なぜ、Iさんが涼温換気へのリフォームを思い立ったのか、2012年の10月17日のブログから抜粋します。


<2階の窓が開いているのは、そこが飼っている猫のトロちゃんの部屋になっていて、臭いが気になるからとのことだった。私の本に書いてあるように、「ソーラーサーキットの家」では、床下ダンパーや窓を1か所でも開けてしまうと換気の効果が得られなくなってしまう。

臭いを気にしてトロちゃんの部屋の窓を開けると、家全体の空気がよどんでしまうのだ。

そのままにして出かけてしまい風が強まると、周りの畑の土埃が入ってきて帰ってからの部屋の掃除に苦労してしまう。窓がすべて閉まっていても、壁にある5か所の吸入口から、多少の土埃と冷気・湿気・飛行機の音や、風の音が入ってくる。

最近、それらも気になりだしているという。>


そして今日、また改めて涼温換気リフォームのきっかけを伺った。

「2年ほど前から、冬の冷え込みがいちだんと体にこたえるようになりました。換気のためとはいえ吸気口からの冷気の侵入をつらく感じていたのです。それに、夏には暑さも湿気も入ってきてしまいます。私は、ムシッとした感じが大嫌いなのですが、湿気はどうしても吸気口から入ってきてしまいます。


私は松井さんのブログを毎日、楽しみに拝見しているのです。「涼温換気」が紹介された時、「ああ、これならいい」と直感でわかりました。ソーラーサーキットの換気や床下ダンパーの問題を見事に解決して、しかも吸気で入ってくる空気は、汚れが浄化されてから部屋に入り、温度と湿度が適度に外と内で交換され、なおかつ、換気の経路が逆転すれば、猫の臭いも気にならなくなるだろうと合点がいきました。

私も家内が亡くなって一人になりましたが、いずれはこの家を継ぐであろう息子に、そういう家にしておいてやりたいと思いました。>


私が、伺ったのは午後4時過ぎ、外気温は11度だったがエアコンはついてはいなかった。

息子さんと一緒に、メルボルンから日本に来た猫のトロちゃんが「いらっしゃい」と言わんばかりに玄関に出迎えてくれた。Iさんの話では、完全な家猫なので外には出ないのだが、センターダクトの吸気口に鼻先を押し付けて、深呼吸しているようにみえるときがあるそうだ。「きっと、空気が気持ちいいのがわかるのでしょう」とIさんは笑って言われた。


夏の暮らしぶりを伺うと、「午前10時ぐらいから5時間ほど40%節電で「涼温エアコン」を動かせば、後は一日過ごせて驚くばかりに快適だったとのこと。そして、冬になると、25度設定、風量は弱、70%の節電モードで寒いと感じた時だけ運転されている。備えてあるクレダ(放射暖房機)は、まったく使わなかったそうだ。

体感的に私には少し寒く感じられたので持参した表面温度測定機を当ててみると、床が19.6度。壁が19.7度。天井は20度。今日は日中も、日差しが結構あったのでもう少し温度は高いはずだ。これは何か原因があるなと思った。

そこで換気のスイッチを点検させてもらった。すると、排気が「強」になっていた。

お独りの生活なので「弱」で十分である。

お引き渡したときに設定を間違えたようだ。

「これで、1度から2度ほど温かくなるでしょう」

「涼温換気の家」では、そのわずか1度から2度が快適に影響する。

それから二人で、リモコンの時間設定を説明書を見ながら行った。


そして、将来の話になった。今、Iさんは78歳である。

「もし、ご自分が介護というようなことになったときにはどうされたいですか?」

Iさんは少し考えられて、

「医療体制が自宅にいても不安がなければ家で過ごしたいですね。今朝の新聞では、介護保険ではできない在宅サービスがこれから充実されるようですから、子供たちは二人とも独立していますし、財産を残す必要もないので、気に入っているこの家でハッピーエイジングを楽しみたいですね。この住み心地のいい家は、どんな場所より安心で、落ち着けますから」と言われた。

Iさんは、来週から入院される。留守中、「涼温換気」の家は自動運転され、空気を気持ちよく維持しておくだけでなく、温度も湿度も適度にコントロールして、再来週には「おかえりなさい」と、奥様のように温かくIさんをハグして迎えてくれるに違いない。


かたわらでトロちゃんが気持ちよさそうにいつのまにか眠っていた。

                      久保田紀子

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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