涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

お引き渡し

投稿日:2013年12月23日

「涼温換気の家」が次々にお引き渡しされている。

今日は、中野区のY邸、北区のT邸をお引き渡した。

写真は82坪の広さのY邸であるが、ご一家のみなさんが「うわーっ、あったかーい!」と歓声を上げて入ってこられた。家中を見て歩かれた後で、奥さんが満足そうに「本当にどこへ行っても同じように温かいですね」と感心された。

私は、Yさんのお父さんが特別に要望されたタイル張りの浴室の温度が気になって、表面温度測定器を当ててみた。床も壁も20度、窓ガラスも同じで、リビングより2度低いだけなので安心した。エクセルシャノン社製のトリプルガラスの効果は、驚くばかりに良かった。

ご主人がこだわられたのは、薪ストーブであった。長年の夢だったのでどうしてもつけたいと望まれたが、私は反対した。だが、アクセサリーだと思ってつけて欲しいと言われ承諾した。

ご主人は満足そうに眺めていたが、「これだけ温かいと薪ストーブの出番がなさそうですね」と残念そうに言われた。


T邸は、L形の敷地に建てられた33坪の広さの家である。玄関を入ると、Y邸と同じ温かさに包まれた。先に到着されていたTさんのお母さんが、客人を迎えるようにして笑顔で各所を案内してくださった。

「ここは、このように工夫してもらって、私の思った以上の出来栄えでうれしいです」とあちこちを褒めてくださった。最後に階段下を利用して玄関側から引き出す収納を見せられたのだが、初めて気づいた娘さんが「うわーっ、ブーツ入れに最高!」と手を叩かれた。すると、お母さんが「ダメよ、いま以上増やしては」とたしなめた。娘さんは口をとがらせ、「換気のフィルターの掃除は、私が担当することにしたのだから、ブーツぐらい買ってもいいでしょう?」と反論した。

私が思わず、「それならいいでしょう」と答えてしまったので、みんなが大笑いとなった。

(お母さんが作られた押し絵)

帰りには、車で5分と離れていないところで半年ほど前にお引き渡したばかりのN邸に立ち寄らせていただき、ご両親も交えてたいへん心温まる歓迎を受けた。

Nさんの唯一の不満として、猫のパールちゃんが以前の家では一緒にベッドに入ったのに、この家に引っ越してからは入ってこなくなった。

夜中でも、どこにいても温かいからなのでしょうね、と話された。

久保田さんが、「同じことを言われた方がいらっしゃいましたよ」と相槌を打った。

私が、「この話が広まると猫好きの人は『涼温換気の家』を建てたくなくなってしまいそうですね」と心配したので大笑いとなった。


  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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