涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

住人としての役割

投稿日:2013年2月23日

このところ、「涼温換気SA‐SHEの家」のお引き渡しが続いている。

今日は、町田市金井町のI邸、小平市学園西町のB邸のお引き渡しが無事終わった。

I邸は日当たり満点、B邸は二階はいいのだが一階はあまりよくない。どちらの家も「涼温換気」の効果がすばらしく、玄関を入った瞬間から「うわーっ、あったかーい!」という感嘆詞がこだました。

Bさんの子供たちは、写真のようにいつの間にか素足になり、弟は服も脱いでしまった。


Iさんの長男は大学生、二人の娘さんは高校生である。

私は、それぞれが自分の部屋を持つ三人の子供たちに向かってこんな話をした。


「涼温換気の家」で個室を与えられたら二つの義務を果たさなければならない。

一つは、掃除である。

二つは、窓の管理だ。

今日は日差しがさんさんと入ってきている。冬は太陽の熱を取得すればしただけ暖房費が安上がりになる。しかし、夏に同じことをしたのでは、冷房費が高くつく。それだけではない。蓄えられた熱が家中に影響し、冷房エネルギーを増大しないことには快適にならなくなってしまう。つまり「涼房」こそが快適なのに、「冷房」しないことには不快になってしまうということだ。わざわざ費用を割り増しにして快適のレベルを下げるようなことはすべきではない。


掃除についてだが、自分の部屋は常に清潔に心がけるのは当然として、この家の住人としてもう一つ心がけてもらいたいことがある。

それは換気装置、とくに空気浄化装置のフィルターの掃除である。

ぜひとも、みんなで声を掛け合ってやってもらいたい。PM2.5や、花粉や、土埃を吸い込まなくて済むのだから。

それと、加湿器の掃除も怠らないこと。


ご両親が、大手ハウスメーカーではなく、マツミハウジングを選んだのはあなた方に健康増進に役立つ住み心地の良い家に住まわせたいからだ。その選択を家族みんなが最高の喜びとできるか否かは、あなた方の理解と協力にかかっている。


「ガッテンしてもらえましたか?」

娘さんたちはすぐにガッテンしたが長男は無反応だった。そこで私は、彼の膝を叩いてガッテンを迫った。すると、ややしばらく間をおいて彼は微かに頷いた。

「30年後あなたはいくつになっている?」

いきなりの質問に、彼の眼が宙をさまよった。

傍らでお母さんが、

「今のお父さんと同じ年だわ」と言った。

「そうですか。その年になったとき、あなたはご両親の選択にきっと感謝しているよ」

私は自信を持ってそう言い切った。

反発気味だった彼の表情が和らぎ、今度は素直に大きく頷いてくれた。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

アーカイブ

2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年

▲ページの先頭へ