涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

この家しかない!

投稿日:2013年12月26日

今年最後となるお引き渡しは、横浜市鶴見区のS邸だった。

ご夫妻が二人だけで住まわれるこじんまりとした家である。ご主人が話された。

「いま住んでいるマンションは、まあまあ暖かいのですが、この家の暖かさとは質感が全然違いますね。本格的な換気の力を思い知らされました」

「よくぞ、換気の大切さに気付かれましたね」

「前にもお話したことがありますが、図書館に本を借りに行ったところ後ろの棚が住宅本のコーナーになっていて、偶然引き出したのが「だから『いい家』を建てる。」だったのです。一気に読んで、なるほど換気は大事なのだと納得させられ、会長と久保田さんの本も読ませていただきました」

そこで、奥さんが話を引き継がれた。

「突然、おれは家を建て替えるぞ、と言われ、どんな家と聞くと、マツミの家とだけ言うのです。この家を建てられないのだったら一生マンションで暮らすと、すごい勢いで言うものですから私は圧倒されてハイハイと従うしかなかったのです。

完成してから何回となく来ていたのですが、こんなに温かいなんて感激です。私は介護の仕事をしていますから、あちこちのお家を訪問します。お気の毒なほど寒い家が多いです。こんな温かい家ならば、介護される人も介護する側もどんなに楽になることでしょう。主人の選択眼は、さすがだなーと感心しています」

するとご主人が、やや照れ気味に言われた。

「棚にあった住宅本のほとんどを読みました。しかし、いい家三部作の説得力は断然すぐれていました。無理がないといいますか、合理的で、ああこうすればいいと頷けるところが多いのです。この家なら住んでみたい、女房に住まわせたいと心から思いました。工事中に何度も現場を見に来ましたが、小日向大工さんをはじめ職人さんたちの感じがよくて、この人たちはきっといい家を建ててくれるといつも安心させられました」


昨日、中野区でお引き渡ししたA・M邸でも同じようなお褒めの言葉をいただいた。

「ほんとうにみなさんが一生懸命働いてくださって、私たちは心から感謝しています」と奥さんは涙を浮かべて言ってくださった。

建て替えのきっかけは、86歳になるAさんのお母さんが、私の本を読んで娘と孫に勧めてくださったのである。来年には、ひ孫が誕生する。お母さんの喜びはいかばかりであろうか。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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