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住み心地のいい家 「涼温な家」を建てています。 「涼温な家」マツミハウジング

涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

「そんな責任感を抱いたのでは・・・」

投稿日:2013年5月2日

(新宿区上落合/K邸の前の坂道にある木製のベンチ。

お年寄りがちょっと腰を下ろして談笑している風情にほっとする)


「涼温換気」へのグレードアップ依頼が増えてきている。

今日は2件いただいた。

16年前に「ソーラーサーキットの家」を建てられた小平市のKさんとお会いするのは久しぶりだった。

「定年退職しましたので、このあたりでグレードアップに投資して、さらに住み心地をよくしたいと思いましてね。母がいまも元気なのですよ。母はエアコンの冷風が大嫌いなものですから、きっと喜んでくれるでしょう」

その言葉を聞いて、契約当時を思い出した。

母に何としても喜んでもらいたい、その一心でKさんはマツミにたどり着かれた。

当時としては、エアコンにあまり頼らなくても夏を過ごせるという点で「ソーラーサーキットの家」は画期的だったからだ。

しかしマツミでは、2008年になって、「涼感」にも松竹梅があるとして「松」の涼感を得るには第三種換気とエアコンの組み合わせではうまくいかないという結論に達し、第一種換気による「センターダクト換気」に転換した。

第三種では、外気の吸入口のために気密性が失われる分だけエアコンが頑張らなければならなくなる。それでは冷風によるストレスは避けられず、良くても「竹」の涼感しか得られない。

夏は温度だけでなく湿度のコントロールが絶対に必要だ。そのためには、気密性を確保しなければならない。そうしないことには、外気の湿気と勝ち目のない戦いを止めどもなく続けなければならなくなる。

つまり、第一種全熱交換型換気の選択は必須なのだ。その性能を画期的に発揮できるようにしたのが「センターダクト方式」である。換気の方法によって住み心地が大きく変わることになった。

情緒的には、通気や自然換気に期待したくなるのだが、「松の涼感」は科学的、合理的に追及しないことには得られない。

「だったらソーラーサーキットを始めるときに気付きなさいよ」という声が聞こえてくる気がしてならない。

まことにそのとおりなので心からお詫びしたい。「涼温換気」にたどり着けたのも、「ソーラーサーキットの家」を建ててくださったお客様方のおかげ以外のなにものでもない。

本当は、費用を全額負担してグレードアップをして差し上げたいのだが、そうしたのでは会社がつぶれてしまう。


私の話を聞いて、技術者であるKさんは笑顔で言われた。

「そんな責任感を抱いたのでは、技術の進歩はあり得なくなるでしょう。これからもどんどんイノベーションと取り組んでください」。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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