
松井修三の
思ったこと、感じたこと
新潟/平沢建築事務所の勉強会
投稿日:2013年6月23日
新潟/平沢建築事務所さんの勉強会に招かれた。
暑いさなか、会場いっぱいに参加者が詰めかけられて、皆さんがとても熱心に話を聞いてくださった。
会場まで送ってくださったタクシーの運転手さんに、「新潟は暑いんですね」と声を掛けた。
年配の人のよさそうな運転手さんは、
「そうなんですよ。新潟というところは、湿度が高くて、そのために住み心地が悪くて体調を崩す人が多いですよ。私のところは、2年前に建て替えたのですが、各部屋に除湿機を置いてます。エアコンだけではとても無理で、かといって、エアコンを使いすぎると返って湿気が重たく感じるようになるものですね。いまどきでは布団乾燥機も使っています。まあ、それもこれも、気持ちよい生活をするためには仕方がないですよ。
冬になると、寒くてね。夜中にトイレに行くのが億劫でなりません。温度差で倒れる人も多いようですよ」と語った。
どこで建てたのですかと聞こうとすると、松井さんが車窓からの景色を見ながら、
「このあたりは空気はきれいそうですし、水もよさそうですし、住みやすそうなところです ね」と、質問した。
「そうなんですよ。湿気と冬の寒さで悩むことさえなければ、山の幸、海と川の幸に恵まれ、米とお酒がおいしいですから、こんなよいところはないんですがね」と、運転手さんは答えた。
勉強会では、松井さんは「温度差がない家」も大事だか、「湿度差のない家」「快適差のない家」をつくることが大切だ。そのためにはどうしたらよいのか、そこから出てきた答えが「涼温換気の家」であると、熱弁をふるわれた。
兵庫県ですでに「涼温換気の家」を「いい住まい」さんで建てられたお医者さんが参加されていて、松井さんの話のあとでこんな感想を述べられた。
「温度差がないというよりも、家中どこにいても空気が気持ちいいんですよ。空気が気持ちいいということは、思っていた以上に素晴らしく、健康にもいいということを実感しています。
松井さんが本を書いてくださったおかげで、このような家を手に入れることができて本当に 毎日感謝しています。
家づくりにかける熱血漢である平澤社長さんを大好きで、昨夜も夜遅くまでお酒をくみかわしながら家造りに関して熱く語り合いました」
日頃松井さんは、「いい家」は、「いい縁」をもたらすと言っているが、平澤さんも正にそのとおりですよと満面の笑顔で力強く言われていた。
新潟県には、木下工務店さん、高橋木工所さんがあり、みなさんが大変熱心に「いい家づくり」に励まれている。いいご縁が、どんどん結ばれますことを切に願いつつ、実際に新潟の土を踏み、空気を吸って、「涼温換気の家」の素晴らしさを再確認した一日であった。
久保田紀子

- 松井 修三プロフィール
- 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
- 1961年中央大学法律学科卒。
- 1972年マツミハウジング株式会社創業。
- 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
- 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
- 現在マツミハウジング(株)相談役
「いい家」をつくる会代表 - 著書新「いい家」が欲しい。
(創英社/三省堂書店)
「涼温な家」
(創英社/三省堂書店)
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