涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

梅雨時の窓開け

投稿日:2013年6月29日

昨日、社員が品川区にある築10年のM邸のアフターメンテナンスに行った。

高齢の母親と娘さんの二世帯の暮らしである。お母さんに住み心地について尋ねると、冬は暖かくてとてもいいのだが、いまどきから夏にかけてどうもねと口を濁らされたので、暮らし方についてさらに尋ねてみた。

すると、こんな話をされたという。

「娘は窓を開けないでと言うのですが、私は子供の頃からの習慣でどうしても開けたくなります。昼間は窓を開けなさいと母親にいつも言われていましたから。特に梅雨時にはね」。

そこで社員は、湿度の問題について説明したそうだ。

するとお母さんは、「窓を開けない方が快適なんてねー、驚いたわ。気が付かなかったですし、考えもしなかった。

なるほどねー。気を付けてみるわ。」とおっしゃられたという。


本日午前9時、外の温度は25度、湿度58%、絶対湿度13.4グラム/立法メートル。微風。薄曇り。

家の中は、温度25度、湿度62%、絶対湿度14.3グラムだった。

このような状況下では、窓を開けた方が爽やかだ。洗濯物を室内干しするよりも、外で干した方が乾きやすい。

梅雨時ではあっても、外の方が絶対湿度が少ない場合には窓を開けて、たまには小鳥のさえずりを聞くのもいい。

そう思って窓を開けておいたら、蚊が入ってきた。わが家では網戸をはずしてしまっているので、あわてて窓を閉めた。


梅雨時の窓の開け閉めは絶対湿度で判断するといい、と言ってもこれは測定器がないことには判断できない。窓を開けてみて、外の方が爽やかに感じたら開けておく。湿気を感じたら閉めるのがいい。

他の季節、たとえ冬であっても、外の空気の方が爽やかだと感じた時は開けるといい。しかし最近では、土埃、花粉、カビ、PM2.5、排ガス、騒音などが気にならない日はめったにないようだ。

ドロボーが凶悪化している作今、うっかり閉めるのを忘れたらと思うと、開けない方がいいと思うようになってしまう。


「涼温換気の家」に暮らしてみると、大手ハウスメーカーが自慢する「風の抜ける家」の住み心地の悪さが想像できるようになるだろう。「涼温換気の家」では、季節を問わず閉めておいた方が断然快適なので、窓を開けようかと迷うときがない。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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