涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

「何かが違う!」

投稿日:2013年3月21日

相模原市のK邸の上棟が無事終わった。

朝の内は少し風が心配されたが午後からは穏やかな上天気となり、Kさんご一家をヒノキの香りがお迎えした。

「うわーっ、この木の香り、なんとも言えないわ」

奥さんが目を細めて深呼吸を繰り返された。

「木造の家って、いいですねー」

お客様と並んで立って上棟された姿を見上げるとき、私にとって最高に幸せな瞬間である。お客様との間に感動がこだまするのをはっきりと感じることができるからだ。


昨年11月23日のブログを読み返した。

奥さんが言われた言葉がとても印象的だった。


<10時から、相模原市で建築するKさんから「涼温換気の家」のご契約をいただいた。

Kさんは、契約に至るいきさつを話してくださった。

実家が全館空調を売りにしている大手ハウスメーカーで建築していたので、そこかMハウスのどちらかに頼もうと迷っていた。そのとき、たまたま新宿「紀伊国屋書店」で手に取ったのが「いい家が欲しい。」だった。

こういう類の本は、はなから信じてはダメと警戒しつつ読んでみたのだが、構造・断熱・換気・冷暖房の方法で「住み心地」が大きく左右されるという話になるほどと思い、奥さんにも読むように勧めた。

奥さんは、「建ててから後悔するのは嫌だから、とにかく体感に行ってみましようか」と軽い気持で夏の盛りに横浜体感ハウスに訪れた。

玄関に一歩入った瞬間に奥さんは感じたそうだ。

「何かが違う」と。その感じは言葉ではうまく言い表せないけれど、とにかくそれまで住宅展示場のどこのメーカーでも、また、実家でも感じたことのないものだったという。

「あたたかさというのか、やさしさというのか、いまでも的確に表現できないのですが、私にとって、なんとも言えなくいい感じだったのです」。

ご主人は、奥さんの感性を大切にしようと、2社を断ることにした。

「紀伊国屋書店へ行ったのも、松井さんの本を手に取ったのも、こうして契約できたこともすべてはご縁があってのことだと思います」と言われた。

帰り際に奥さんが、「スマートハウスとか、耐震性能だとか、各社が競い合って勧めてくださることよりも、自分たちが年をとったときに何よりもありがたく感じるのは、やはり住み心地のいい家で暮らしてきたという満足感だと思います」と言われた。

ご主人も大きく頷かれていた。>

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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