涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

「屋根の美」

投稿日:2016年6月16日

太陽光発電の発電コストは、新素材の開発などで発電効率が向上し、10年後には60%近く下がるという見通しを国際再生可能エネルギー機関が発表した。

2030年には新築住宅の屋根を太陽光発電パネルで覆い尽して、ゼロエネ住宅を標準化すると意気込んでいる国の方針に一段と勢いが増しそうだ。


過日、大阪のデパートで「色鉛筆画の彩展」が開かれていて、渡辺美香子先生の門下生の作品が多数出品されていた。

私は、屋根の美、つまり景観を大切にした家づくりを心掛けているので、掲載した作品を一目で気に入った。


作者からこんな礼状をいただいた。

「このたびは、私の作品『平和な毎日』をお買い求めいただき、ありがとうございます。

私は6年間色鉛筆画を描いておりますが、“販売”という形で出品するのは初めてでした。

松井様に作品を気に入っていただけたこと、大変うれしく、また今後絵を続けていく上で、とても励みになりました。

『平和な毎日』は、たくさんの家を描きたくて“家を主役に”という気持ちで描いた絵でしたが、今回、この絵が家づくりを専業にされている松井様のお目に止まったことを、特にうれしく感じております。

この絵が松井様の元で、皆様に楽しんでいただけますこと、お役に立てますことを願っております」。

                      金田暁子


もし、この絵に絵がれている屋根の一つでも、太陽光パネルが描かれていたら、私は購入しなかったはずだ。

また、作者もこのように美しい景観をイメージできなかったのではないだろうか。地球温暖化防止という大義のもとに「屋根の美」が失われていくとしたら、実に残念なことだと思うのは私ばかりなのだろうか。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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