涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

猛暑でも快適

投稿日:2013年7月7日

「毎晩よく眠れません」

「うちも同じですよ。布団は干さないと湿っぽくて気持ち悪い。でも、乾すと熱くてたまりません。こうなると悪循環です」。

今日の勉強会でお客様方は暑さの悩みについて、意気投合されて語り合われていたがその悩みは深刻そうだ。

「無垢の木と漆喰で造れば解決するという人もいます」

「マツミさんのようにおおげさに機械換気に頼るのはよくない。あれでは停電した場合、最悪になりますよ」、と住友林業の営業マンに言われたと話される人もいらした。


体感ハウスにご案内して、絶対湿度を測れる測定器で内外の状況をご説明した。

今日の暑さを不快に感じる最大の原因は、絶対湿度が高いせいです。はかってみましたら外は18グラム、それに比べて中は11グラムです。もし、高気密に造っていないと、外の湿気が中と平衡状態になるまでどんどん家の中に侵入してきてしまいます。冬の乾燥時には、中の湿気が外に出て行ってしまいますから中は乾燥がひどくなります。

それらの悩みを解決できるのは、高気密という技術です。高気密にするからには、機械換気がないことには空気の入れ替えができません。高気密と機械換気は、高気密と高断熱が車の両輪であるのと同じ関係にあります。ここが、一般的に理解されていないし、ハウスメーカーは知って知らないふりをしているのです。住宅展示場で、この関係について教えてくれるメーカーはごく少ないでしょう。


自然素材は、空気の入れ替えはやってはくれません。自然換気では、湿気問題は解決できないのです。自然素材を使えば、機械換気は要らないと言うとしたら、科学の否定となりウソになります。停電したら・・・、その時は窓を開けることです」

若い主婦の方と、高齢のご夫妻が「納得できました。何よりも、この家の感じがすばらしい。こんな家に住みたいと思います」と笑顔で言ってくださった。


午後5時15分、体感ハウスの一帯ににわか雨が降った。

ものの5分程度で上がったが、辺り一面にカビ臭い生暖かな空気が漂った。通気工法、「風の抜ける家」にとって最悪の状況だ。このようなときに、私は「ソーラーサーキットの家」を「SA‐SHEの家」に進化させる必要を痛感する。

「ソーラーサーキットの家」にお住いの方々にお願いしたい。このような気象状況のときは、ダンパーは閉じ、小屋裏ファンを止めてエアコンを使われることを。


測定器は外で相対湿度93%、温度30度、絶対湿度28.3グラムを示した。このときの 「涼温換気SA‐SHE」の体感ハウスの内部は、相対湿度59%、温度26度、絶対湿度14.4グラムという別世界の快適さだった。

  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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