涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

雨漏りセミナー

投稿日:2016年9月27日

日経ホームビルダー社が雨漏りに関してこんなセミナーの参加者を募集している。

参加費用は、29000円。対象は設計者・工務店。


<訴訟リスクから身を守るための極意を 法律面 技術面 経営面 から学ぶ!

これまで、雨漏りの瑕疵担保期間は、品確法で10年と定められていた。しかし、2011年の最高裁判決で「危険が現実化する瑕疵が存在する場合、民法の不法行為責任が問われる」との判断が示された。民法の時効(除斥期間)は20年。雨漏りなどで居住者に損害が生じた場合には、最長20年にわたり設計者や施工者の責任が追及される時代が到来した。

いま、設計者や施工者はどのようにして身を守っていくべきか。本セミナーでは、実際の雨漏り訴訟を例に取り、法律面・技術面・経営面からリスク回避のポイントを解説します。>


マツミハウジングは、参加する必要がない。

なぜなら、もともと20年保証をしているからだ。

雨漏れには、東京都の「豊洲市場」のような責任追及はあり得ない。屋根材(太陽光発電関連を含む)の経年劣化、住人の故意過失、自然災害による場合は別として、文句なしに、造り手側の責任だからだ。

そもそも、20年もしないのに雨漏れを起こしておいて、責任の所在や費用の多寡を争うために裁判所のお世話になるのは大間違いだ。

「いま、設計者や施工者はどのようにして身を守っていくべきか。本セミナーでは、実際の雨漏り訴訟を例に取り、法律面・技術面・経営面からリスク回避のポイントを解説します」。


バカなセミナーを開くでない。

「どのようにして身を守っていくべきか」は悪知恵だ。そうではなく、大事なのは「どのようにして、責任をまっとうするか」だ。

これはモラルの問題であって、高額な参加費を払って教えを乞うことではない。

これからの時代、こんなセミナーに参加しているようでは、とても大手ハウスメーカーに勝てっこないと思う。



  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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