涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

実践 快老生活

投稿日:2016年12月15日

渡部昇一さんの「実践快老生活」(PHP新書)が売れているようだ。

帯に、『86歳にして到達した「人生の至福」についての最終結論』とある。

渡部さんは、私と同年齢の77歳の時に2億円の借金をして家を建て替えられたそうだ。

その動機について、「巨大な書庫をつくって自分の全蔵書と対面してから死にたいと願ったからである。」と書かれている。


実にポジィティブな考えだ。

最近、「下流老人」などと老後をネガティブにとらえる意見に怯える人が増えてきているという。

その中にあって即物的に、こんなに快適な暮らしがあるよと渡部さんは教えてくれている。


最終章は、『「幸せな日々」のためにやるべきこと』とあり、「人生の本当の幸せは、家族とのふれあいなど、ごく平凡なところにこそ宿るのではなかろうか」と精神論で閉めくくってはいるのだが、その前に、「冷暖房で日々の幸福度は劇的に上がる」、『「床暖房」は老人の幸せの最たるもの』とあった。

「冷暖房の方法」が、老後の幸せを大きく左右するというのである。

まったく同感だ。


私は、「涼温な家」こそが、老後を支えてくれる一番確かなものであると確信している。

本のキャッチコピーは、「部屋の中でエアコンを使う家は、時代遅れ」。

そしてサブコピーは、「家中涼しく、温かく、空気が気持ちいい!

床暖房・全館空調よりも快適。空気が気になる人に最適」である。


「床暖房よりも快適」と、渡部さんの意見に逆らっているようだが、実は私はずっと以前から渡部さんを尊敬している。

そのお考えもさることながら、70代になられてから、床に座って両足を180度に広げ、上体を前に倒し、胸を床につけることができるようになったということについて、畏敬の念すら抱いているのである。


私も86歳にして「涼温な家の至福」について語れるようになりたいものだ。そのためには、せめて渡部さんの半分程度でも体の柔軟性を保たなければならないと思っている。



  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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