涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

住み心地感想

投稿日:2017年5月1日

住宅の一番の価値は住み心地である。

しかし、事前にそれを確かめることは至難であるがために、ほとんどの人は住宅展示場で、見て触って営業マンの話を聞いて、住み心地を確認しないまま建ててしまう。

やがて数年もしないうちに新築の感動は薄れ、住み心地に対する不満を感じるようになる。

高齢者になってから、そうはなりたくない。


昨日の勉強会は、40前後の方が多かった。

高齢時代の暮らしを想像するのは難しい年齢だが、みなさんが個別相談を希望され、横浜体感ハウスは熱気があふれていた。


哲学者・桑子敏雄氏は、「感性哲学2」(東信堂)にこのようなことを書かれている。 


<「住む」ということは「引っ越して暮らす」という行為であるとともに、一定の空間に身を置いて心のあり方を空間と一体化するということでもある。つまり、たんなる一回的な行為ではなく、持続的状態を選択する行為であるということである。

したがって、「住む」体験によって得られるものは、「通う体験」や「訪れる体験」とは本質的に異なるものを含んでいる。住む体験のもとに語られることばは、通うひとや訪れるひとによって語りえないものである。>


「涼温な家」に住んで1シーズンが過ぎた方々が、住み心地感想を語られている。

ii-ie.comにアップされたものが100を超えた。数値や理論ではなく、感性で思ったまま、感じたままに語られる話は感動的だ。

感性は正直であり、ごまかしや偽りが入り込む余地がない。

住宅展示場では、まったく見ることも、聞くことも、触れることもできないものだ。

そもそも、住み心地というものは見て・聞いて・触れて確かめることができないし、比較も難しい。比較するとしたら、住み比べるのが一番だが、それは簡単にできることではない。

だから、桑子さんが言われるように、住む体験のもとに語られる数々の言葉ほど参考になるものはないと思う。


ii-ie.comはスマホ対応になったので、住宅展示場に行く前に、是非お気軽にご覧いただきたい。


  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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