涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

AI、IOTの時代

投稿日:2017年9月13日

友人とファミリーレストランで昼食をした。

メニューを見て彼は驚きの声を発した。

「このレストランは品数が多いですね!寿司からトンカツ、そばにうどん、うなぎに天ぷら、いったい何種類あるのですかね。

これでは、迷ってしまいますなー。松井さんは何に決めました?」


「これです。

私はメニューを見て選択に時間を掛けるのが嫌なので、いつもエイヤーで決めてしまうのです。

それを女房は嫌がりましてね。それでは迷う楽しみがないと」

「確かに迷うのも楽しみかもしれません。それにしてもこれだけ品数が多いと迷ってしまうなー。

注文してから、隣の料理が良かったなんて迷いを引きずるかもしれません」


「品数を10程度に絞ると売り上げが減ってしまうのですかね?」

「経営者にしてみれば他店より一つでも品数を増やすことが集客につながると信じているのでしょう。果たしてどちらが正解なのか、実験して確かめてみたいですね」

「AI(人工知能)の答えと比較するのは面白いなー」

こんな会話があって、友人は笑いを納めて尋ねてきた。


「ところでマツミさんのホームページ、メニュー表示はどうなっていましたっけ?

大手ハウスメーカーの中には、鉄骨造もあれば木造もあり、グレードも様々、いったいどれがいいのか分からないというのもありますね」


「私が社長の時代には、検索重視、つまりメニューをいかに増やすかに注力していましたが、いま、社長の考えでリニューアルに取り組んでいます。

その目的は、メニューを総花的にして検索ヒット数を期待するのではなく、『涼温な家』に特化して、それをマツミはどのような思いでお薦めするのかを鮮明化したいとの考えからです」


「なるほど。ホームページで検索ヒット数を追求しないとは、初耳です。それにしても、目には見えない住み心地を売る家づくりをホームページで表現する、これは難しいことでしょうね」


「確かにそのとおりです。

でも、『住み心地こそが住宅の一番大切な価値なのだ』という信念があって、その成果が『涼温な家』であり、そこに住んだ人たちの喜びの声が増え続けているのですから、どう分かりやすく表現するかです」

「そのためにはメニューを少なくする、なるほど、それはいいと思います」


友人は、テーブルの隅に片づけたメニューに目をやって、「これは改善の余地が大ありですなー」と言いながらスマホを取り出したので互いにマツミを検索してみた。


「広告が入るとはすごい。それだけ人気があるということですね。

5番目に『マツミってどうでしょうか?』、次に『マツミの評判』。こういうのがアップされるのは仕方がない。

このような批判やマイナス意見は香辛料のようなもので、あった方がいいと思いますよ」

「私もそう思っています」

友人は、他社が広告を出したがるホームページであることに感心しつつ言った。


「これからすべての業界がAI、IOTの時代に入ります。すでに住宅はIOTの草刈り場でしょう。AI利用では、資金力があり、大量生産販売する大手ハウスメーカーが絶対優位になるでしょうね。

そのような新時代を目前にして、経営を引き継いだ祐三社長の努力は大変でしょうなー。しかし、あの社長なら期待できます」


社長と外国旅行も共にしたことがある友人の笑顔は明るかった。



  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

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