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涼温な家 住み心地体感ハウス

松井修三の
思ったこと、感じたこと

時代遅れ

投稿日:2018年3月5日

契約が終わると、記念撮影に立ち会う。

たいがいの人が勉強会に参加されているので、早くても5か月、遅いと数年後の再開となる。

Yさんとは、昨年の3月の出会いだから、約1年ぶりだった。勉強会はフレンドリーな方が多いと実に話しやすいが、なんとなく話しづらい日もある。Yさんを覚えていたのは、奥さんとは正反対で、とても態度が固く、重苦しい雰囲気を醸し出されていたからだ。個別相談もなく、終わると奥さんを急き立てるようにして帰られた。


撮影が終わって、テーブルで向かい合ったYさんは、別人のように表情が穏やかで、明るく話された。


「同居予定の息子が、『涼温な家』の新聞広告を見て、『部屋の中でエアコンを使う家は、時代遅れ』とい本があるから読んだ方がいいと薦めるのです。

『時代遅れ』と聞いてものすごく反感を覚え、読まないでいたのですが、いつの間にか女房が読んで、棚の上に置いてあったのです。


私はエアコン大好き、女房は大嫌い。息子は、たぶん、食事時に夫婦がエアコンで争うのを見ていてうんざりしていたのでしょうね」

傍らで、奥さんが口をはさんだ。

「そうですよ。あの子は、お父さんと夏に食事をするのは嫌だと言っていました」

「そう言われても、駅から15分歩いて帰り、ひと風呂浴びれば、汗が噴き出す。食事の時は、エアコンの風を思い切り浴びたい。それを嫌だ、止めろと言われるのですから、もめて当然ですよ。


住宅展示場では、どこのメーカーの家に入ってもエアコンが気持ち良い。そのエアコンを使う家が時代遅れとしたら、大手ハウスメーカーの家はみんなそうだということになってしまう。

いったい「涼温な家」ってどんな家なのだろうか?

そこで、女房の誘いに乗って勉強会に参加したのです。

とんでもないことを言う著者に会ってみようと」

Yさんは、いたずらっぽく笑顔をつくった。


「で、いかがでしたか?」

奥さんが引き継がれた。

「家に戻ってから、数日は口をきかなくなりました。でも、本を読んだのですね。それから、態度が変わりました。夏になったら、体感ハウスへ行ってみようと言うのです。

猛暑日が続いた暑い盛りに、予約なしでお邪魔しました。エアコンの室外機が、たった1台、動いているのを確認してから中に入ったのでした。

私たち夫婦だけにしていただいて、1時間ほど過ごしたのですが、その間主人は二階ホールの椅子に座ったり、畳に寝転んだりしていました。

私は、リビングのテーブルに座っていたのですが、エアコンの冷風を感じることがなく、さわやかさを味わいつつ、ああ、こんな空気感に包まれて食事ができたらどんなにすばらしいことかと思い続けていました。

二階から降りてきた主人が、「うん、この家を建てよう!」と言ってくれた時は、おもわず、ガッツポーズです。>

ご主人が苦笑した。


私は、持論を展開した。

「涼しさ、暖かさにも松竹梅があるのですよ。とくに涼しさがそうなのです。『涼温な家』の涼しさは、格別です。疲れが吹っ飛んで、健康になります」

私の話を制するように、Yさんが右手を突き出して大声で言われた。

「それですよ。健康。“時代遅れ”ではなく、“不健康”に変えるべきです。あのキャッチコピーはよくない。

私はエアコンの風が好きでしてね。しかし、会社でも風を嫌う人は多い。まあ、これで息子からも嫌われず、女房に喜ばれ、家族円満になれるとなれば、ありがたいことです。リタイアしてから、エアコンがもとで女房に嫌われたのでは困りますからね」

ご夫妻は、顔を見合わせて微笑まれた。


  • 松井 修三プロフィール
  • 1939年神奈川県厚木市に生まれる。
  • 1961年中央大学法律学科卒。
  • 1972年マツミハウジング株式会社創業。
  • 「住いとは幸せの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住い造りに携わってはならない」という信条のもとに、木造軸組による注文住宅造りに専念。
  • 2000年1月28日、朝日新聞「天声人語」に外断熱しかやらない工務店主として取り上げられた。
  • 現在マツミハウジング(株)相談役
    「いい家」をつくる会代表
  • 著書新「いい家」が欲しい。
    (創英社/三省堂書店)
    「涼温な家」
    (創英社/三省堂書店)

世界に誇れる、住み心地いちばんの家を目指して 海外視察旅行記

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