<< 伸びきったそば | メイン | 木造・外断熱のアパート >>
2006年03月06日(月)
鳶職人
O邸の上棟が無事に終わった。
昼頃から風が強まってきたので現場監督の伊藤に電話を入れた。
「風の影響は心配ないか?」
「鳶(とび)の松井さんは、このくらいの風なら大丈夫と言ってます」
それでも心配で、現場に2時半に行ってみた。
この写真は、鳶の松井さんが指図しているところである。
今から12年前に、彼は両親にマツミの家を勧めてくれた。
日ごろ基礎工事に携わっていて、いろいろな注文を受ける中でマツミが一番強固な基礎を求め、そして監理が厳しいことを評価してくれたのだ。
両親は共に教師で、彼は大学を卒業してからアルバイトをしていた前田工業という土木会社に就職して鳶職人となった。
私と前田工業の親方である前田さんとは、30年以上の付き合いである。
「いい家」を造るにはどうしたらよいのか、基礎を含めた構造の部分の工事の方法、予算組み、工期について今もお互いに意見交換を欠かさず研鑽に務めている。
私は4人だが親方は6人の子持ちで、長女をはじめ子供たちは率先して家業を手伝っている。
親方の下には、腕が良い職人が数揃っている。とにかく動きがすばらしい。
美しいとさえいえる。それを見ていると、まるで一流の役者が演ずる舞台を見ているような感動を覚える。
実にかっこいいのだ。
2時半の時点で、すでに棟木が上がっていた。
他社の現場を見ていると、そのような速さで棟上げしているところは見当たらない。
二日や三日がかりになる現場もよく見かける。
夕方の5時には、野地板を全て張り終わった。
(右から私、久保田さん、奥さん、ご主人さん、松木設計士、伊藤監督 )
Oさんは30才、奥さんは20代である。
奥さんが最初に久保田紀子さんの本を読んだ。
それから私の本を読み、ご主人と親を説得したとのこと。
大手ハウスメーカーのA社に決めようとしていたが、家はデザインやインテリアで選ぶものではない、住み心地が一番大事なことを知ってから迷わずマツミに決めたそうだ。
二冊の本は、20代から80代の人にまで支持されている。
カテゴリー: 投稿者 :松井









